32:名無しNIPPER[sage]
2020/09/09(水) 06:40:45.43 ID:sjr6JBLnO
おつ
続き待ってまーす
33:名無しNIPPER[sage]
2020/09/09(水) 08:26:54.27 ID:daFikZwqO
旦乙です
34:名無しNIPPER
2020/09/09(水) 22:50:06.17 ID:FP9CMTOT0
―一か月後―
ホウキレースの後も執拗に勝負を挑んでくる翼を適当にあしらい続けていた。
根本的な技術がないから相手になっていない。
35:名無しNIPPER[sage]
2020/09/09(水) 22:56:09.92 ID:FP9CMTOT0
魔王城から魔王の眷属であろう数多の魔獣が学園に向かって降りてくる。
「みんな、ここにいなさい!」
「絶対に学校から出ちゃだめからね」
36:名無しNIPPER[sage]
2020/09/09(水) 22:59:44.59 ID:FP9CMTOT0
―教室―
こうなったらもう先生たちが打倒してくれるのを祈るしかない。
せめて言われた通りみんなの様子でも見に行こうと避難先として放送されていた大講義室へ私は向かった。
37:名無しNIPPER[sage]
2020/09/09(水) 23:04:32.40 ID:FP9CMTOT0
「そんなに先生が怖いんだ。魔王ってのもたいしたことないのね」
絶望的な状況に足が震える。
だけどせめて他の子が逃げる時間くらいは稼がないと。気を引くために魔王を挑発しながら、指でジュリアに指示を出すと頷いてくれたのが見えた。
38:名無しNIPPER[sage saga]
2020/09/09(水) 23:08:36.55 ID:FP9CMTOT0
一次的な封印くらいできる? バカか。私は。
本気で魔王の敵意を向けられたらどうなるかということを私はわかっていなかった。
だめ! 動け! 恐れるな私!
39:名無しNIPPER[sage saga]
2020/09/09(水) 23:13:19.74 ID:FP9CMTOT0
「じゃじゃじゃじゃーん! 魔王を倒す翼ちゃんでーす」
バカ丸出しの登場。けれど問題はそこじゃない。
うそでしょ?
40:名無しNIPPER[sage]
2020/09/09(水) 23:20:14.01 ID:FP9CMTOT0
当然だ。
さっきの翼の魔法は発動直後だけは確かに強大だった。
けれど結合が弱く撃ったそばから拡散している。元がどれだけ凄くても届くまでに威力は拡散しきっている。
41:名無しNIPPER[sage]
2020/09/09(水) 23:24:44.64 ID:FP9CMTOT0
「さて、仕舞じゃ」
翼が意識を失うのを見てから魔王が手を開く。すると影の手は消え去り翼が地面に落ちていく。そしてそこへ追撃の魔弾が飛んでいく。
これから見える惨劇に私は目をそらしそうになる。
75Res/52.24 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20