41:名無しNIPPER[sage]
2020/09/09(水) 23:24:44.64 ID:FP9CMTOT0
「さて、仕舞じゃ」
翼が意識を失うのを見てから魔王が手を開く。すると影の手は消え去り翼が地面に落ちていく。そしてそこへ追撃の魔弾が飛んでいく。
これから見える惨劇に私は目をそらしそうになる。
「【流星群】!」
「【FIND YOUR WIND!】」
けれど当たる直前で魔弾はそらされて、更に翼を支えるように風が吹き、静かにその身体を床へと運ぶ。
「まだ羽虫が残っていたとは思わなかったぞ」
「なんで戻ってきてるのよ、あなたたち!」
魔王は嗤い、私は驚きに叫ぶ。
「あたしらを守ろうとしたダチを置いて逃げてられるかよ」
「可奈ちゃんも翼ちゃんもいなくなったらつまんないかなって。」
他の生徒と一緒に逃げたはずのジュリアと麗花がそこにはいた。
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