36:名無しNIPPER[sage]
2020/09/09(水) 22:59:44.59 ID:FP9CMTOT0
―教室―
こうなったらもう先生たちが打倒してくれるのを祈るしかない。
せめて言われた通りみんなの様子でも見に行こうと避難先として放送されていた大講義室へ私は向かった。
そして扉を開けた瞬間に一瞬、教室中が漆黒に染まった。
「まさか!?」
その闇が拡散すると一人の女が現れる。
「魔王!?」
「うそ、なんで!?」
二本の角、赤き瞳、漆黒の翼、伝承と何一つ変わらぬ魔王の姿。
「教師どもよ。まんまと我が策にかかりおったな。これで彼奴らも当分戻ってこれまい」
そうか。派手な襲撃は最初から囮。先生たちのいない間に学園を落とす気だったんだ。
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