アイドルと僕
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31:名無しNIPPER[saga]
2021/05/13(木) 23:53:16.82 ID:1TERXuXxO
アスタのメンバー募集がタイムラインに流れてきた。アイドルのオーディションなんて受ける勇気は私にはなかったけど、これならばと思えた。

ダンスの経験も無かったけど、意を決して練習の見学に行き、そのまま私はグループに加入した。

本物に比べると少しショボいのかもしれないけれど、本家に似せた手作りの衣装を着て初めてステージに立った時の感動は今でも覚えている。
以下略 AAS



32:名無しNIPPER[saga]
2021/05/14(金) 01:15:01.75 ID:4xcELWl+O
彼女はといえば、私みたいなモブと違って先輩たちが絶え間なく絡みに行っていた。

酔った勢いもあってか、多少失礼なニュアンスも含まれていそうな言葉に対しても、物怖じせずに受け答えをする彼女を見て感心していた。これならアイドル雑誌のインタビューでも満点の回答ができそうだ。

最初に隣に座っていた先輩は数分経って席を外して以来戻ってくることはなかった。とはいえ周りの盛り上がっているところに突っ込む勇気もなく、私は彩の様子を延々と眺めていると新歓が終わった。
以下略 AAS



33:名無しNIPPER[saga]
2021/05/15(土) 00:14:14.19 ID:jrCbSVz2O
「え?」

なぜそんなことを私にという戸惑いと、彼女の美しさに緊張して、私はすっとんきょうな声で問い返した。

「お店のなかでずっと、私の方見てたから、その、何か気になることがあったのかなって」
以下略 AAS



34:名無しNIPPER[saga]
2021/05/15(土) 00:40:49.53 ID:jrCbSVz2O
「え?」

なぜそんなことを私にという戸惑いと、彼女の美しさに緊張して、私はすっとんきょうな声で問い返した。

「お店のなかでずっと、私の方見てたから、その、何か気になることがあったのかなって」
以下略 AAS



35:名無しNIPPER[saga]
2021/05/16(日) 23:38:42.47 ID:Tcj2w3PnO
対面してお互いの自己紹介を終えると、彼女はぷっと吹き出した。

「これ、さっきの新歓のうちにしないといけないことだったんじゃない?」

「確かに!」
以下略 AAS



36:名無しNIPPER[sage]
2021/05/17(月) 00:02:26.53 ID:IvvtkJ5do
おつおつ


37:名無しNIPPER[saga]
2021/05/17(月) 23:37:49.15 ID:9SDvhuLG0
「たっちゃんはさ、会ってみたい芸能人とかいないの?」

シフトが被っていた真凛ちゃんに問いかけられた。

小柄な彼女は同い年ではあるが、ここでのバイト歴は彼女の方が圧倒的に長い。何でも高校生の頃からここで働いていたそうだ。
以下略 AAS



38:名無しNIPPER[saga]
2021/05/18(火) 01:59:33.85 ID:HocjIlCQO
結局、今日はあまりお客さんも多くなくて、暇な時間は真凛ちゃんから延々とあやちの話を聞いて過ごした。

新曲が良いから聞いてほしいだの、SNSはマメに更新してるからフォローするべきだ、だの。

閉店作業を終えて駅で彼女と別れると、ちょうど停車していた電車に乗ることができた。平日の終電間近ということで座席には空きがあり、そこに座ってスマホを取り出す。まずはTwitterを開いてタイムラインを確認するも、特に目ぼしい呟きもなかった。
以下略 AAS



39:名無しNIPPER
2021/06/07(月) 22:04:19.23 ID:ADmvflnC0
ちょこちょこ書きためています。
月内には再開予定です


40:名無しNIPPER[sage]
2021/06/07(月) 22:18:01.22 ID:DkuMIHCho
おまちしていますー


41:名無しNIPPER[sage]
2021/09/07(火) 23:31:37.34 ID:OmdmNvuQo
前作とても好きだった 今作も楽しみにしています


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