61: ◆ty.IaxZULXr/[saga]
2020/05/18(月) 21:22:19.44 ID:RS4SDFXO0
30
清路警察署・刑事一課和久井班室
真奈美「柊課長、コーヒーでいいかな」
62: ◆ty.IaxZULXr/[saga]
2020/05/18(月) 21:23:26.37 ID:RS4SDFXO0
のあ「……何かしら」
志乃「謝るわ……あの子を止められなかった」
のあ「志乃のせいじゃないわ。三船美優は大学1年からの友人よ……あなたよりも、古澤頼子は早かった」
63: ◆ty.IaxZULXr/[saga]
2020/05/18(月) 21:24:22.17 ID:RS4SDFXO0
志乃「そうよ……あの子が一人前になるまでは、あなたが必要だったの」
のあ「別に責めてはいないわ。結果的には、良いこと」
志乃「成果をあげることもあるけれど……それだけじゃないわ。あなた達には友人が必要だったわ……あなたには、仕事も」
64: ◆ty.IaxZULXr/[saga]
2020/05/18(月) 21:25:23.05 ID:RS4SDFXO0
のあ「古澤頼子が配役した、と言い切る理由もわかったわ」
志乃「賢い方法ではないわね……私刑はどんなことがあっても許されはしない」
のあ「ええ」
65: ◆ty.IaxZULXr/[saga]
2020/05/18(月) 21:26:42.25 ID:RS4SDFXO0
31
三船美優の自室
三船美優の自室
66: ◆ty.IaxZULXr/[saga]
2020/05/18(月) 21:27:22.95 ID:RS4SDFXO0
久美子「そうだと思うわ。注射器には留美さんの指紋がついてた」
のあ「持ち方は」
久美子「持ち方?逆手だと思うわ」
67: ◆ty.IaxZULXr/[saga]
2020/05/18(月) 21:28:30.92 ID:RS4SDFXO0
久美子「古澤頼子の協力者だったのよね」
のあ「留美の情報を古澤頼子に流し、警察官への道を勧めた」
久美子「友人に裏切られるのは、ショックでしょうね」
68: ◆ty.IaxZULXr/[saga]
2020/05/18(月) 21:29:16.00 ID:RS4SDFXO0
真奈美「証拠を隠蔽するわけでもない」
のあ「志乃が言っていた通り、苛烈な怒りも感じない」
真奈美「そもそも、自殺なら隠すことはあるか?」
69: ◆ty.IaxZULXr/[saga]
2020/05/18(月) 21:30:00.24 ID:RS4SDFXO0
32
深夜
清路警察署・科捜研
70: ◆ty.IaxZULXr/[saga]
2020/05/18(月) 21:31:15.59 ID:RS4SDFXO0
33
清路警察署・和久井班室
のあ「……真奈美」
71: ◆ty.IaxZULXr/[saga]
2020/05/18(月) 21:31:58.23 ID:RS4SDFXO0
のあ「こんな事をする人間じゃないの、留美は」
真奈美「私も、わかっているつもりだった」
のあ「戻れないなら覚悟は決めてるはずよ。止めないのなら、彼女は目的を果たすわ」
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