67: ◆ty.IaxZULXr/[saga]
2020/05/18(月) 21:28:30.92 ID:RS4SDFXO0
久美子「古澤頼子の協力者だったのよね」
のあ「留美の情報を古澤頼子に流し、警察官への道を勧めた」
久美子「友人に裏切られるのは、ショックでしょうね」
真奈美「ショックではあるが、のあが私に裏切られていたとして、どうする?」
のあ「殴りも殺しもしない。冷静に処理するわ」
久美子「処理……言い方が逆に怖いわ」
のあ「和久井留美は、酷い裏切りを受けても逆上するかしら」
真奈美「しないだろうな」
久美子「友人だろうが、気にしないわよね」
真奈美「手錠をかけることを、躊躇わない」
のあ「動機につながるものは……あれとか」
真奈美「ガラス棚か?カギがついてるな」
久美子「日記かしら?」
のあ「一番最近のがないわ。久美子、見つかったかしら?」
久美子「いいえ。動機につながるようなものは見つかっていない」
のあ「カメラや盗聴器は」
久美子「探してみたけど、見つからない。ケータイ以外のデバイスもなし」
真奈美「動機は謎か」
のあ「目撃情報は、例えば争いごと」
久美子「そういうのもないわ。隣人は留美さんとも知り合いだから、昨日会っても疑いもしなかった」
のあ「昨日、何があったかはわからない」
久美子「わかることは」
のあ「三船美優が自殺したこと、留美はここにいたこと、留美が三船美優に代わって休暇の連絡をしたこと、留美が遺体を綺麗にしたこと」
久美子「それくらいね」
真奈美「のあ、疑問がある」
のあ「何かしら、真奈美?」
真奈美「裏切られた人間の遺体を、整えるか?」
久美子「そういえば、拭いた後にメイクも軽くしてるわね。『化粧師』のような技術はないけれど」
のあ「留美は、そもそも薄化粧だもの」
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