69: ◆ty.IaxZULXr/[saga]
2020/05/18(月) 21:30:00.24 ID:RS4SDFXO0
32
深夜
清路警察署・科捜研
のあ「……」
真奈美「……」
久美子「どうかしら」
音葉「動きはありません……追跡システムは復旧しましたが」
志希「ぜーんぜんなし。寝てるよ、きっと」
真奈美「和久井警部補のことだ、動かないと決めたら」
のあ「動かないでしょうね」
久美子「留美さんが行きそうなところを潰してみるとか」
のあ「私より志乃が詳しくて、とっくにやってるわ」
志希「となるとー、怪盗の方でしょ」
真奈美「怪盗?古澤頼子のことか?」
志希「そうそう。胸元にモノクルがあった。モノクルといえば怪盗でしょ〜」
のあ「古澤頼子の動きは」
音葉「ありません……あれだけ派手な格好です……情報が入るかと」
志希「今も着てて、隠れてなければ」
久美子「だけど、協力者もいないわ。単独で動くなら、隙が出るはずよ」
のあ「わかったわ。このままだと消耗するだけね。そして、そんな状態で出し抜けるほど留美は甘くないわ」
久美子「それは同感」
のあ「真奈美、どこかで仮眠しましょう」
久美子「あ、仮眠室は埋まってるからダメよ」
のあ「ええ。適当な場所を借りるわ。あなた達も休みなさい」
久美子「了解。交替で休みましょう」
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