上杉風太郎「一花、お前はかわいいよ」中野一花「ッ……!」
1- 20
6:名無しNIPPER[sage saga]
2020/03/03(火) 23:26:05.66 ID:elO9kpWFO
「あはは。フータローくん、顔真っかだよ」
「お、お前な……物事には限度ってもんが」
「もしよかったら、ちょっと触ってみる?」

揶揄い半分で彼の手を胸元に誘おうとすると。
以下略 AAS



7:名無しNIPPER[sage saga]
2020/03/03(火) 23:27:37.14 ID:elO9kpWFO
「ねえ、フータローくん」
「話しかけるな。今、素数を数えてる」
「何かお話を聞かせて」
「71、73、79……なんだよ、お話って」
「なんでもいいから、話して」
以下略 AAS



8:名無しNIPPER[sage saga]
2020/03/03(火) 23:30:10.90 ID:elO9kpWFO
あるところに、5匹に子豚が居ました。
5匹の子豚は一軒の家に身を寄せて、時には喧嘩をしつつも仲睦まじく暮らしていました。

そんなある日のこと。

以下略 AAS



9:名無しNIPPER[sage saga]
2020/03/03(火) 23:33:37.60 ID:elO9kpWFO
「続きって、さっきのお話しの?」
「ああ、そうだ。実は続きがある」
「ふん。聞くだけ、聞いてあげる」

言外に次はないと告げると彼は生唾を飲んで。
以下略 AAS



10:名無しNIPPER[sage saga]
2020/03/03(火) 23:35:27.24 ID:elO9kpWFO
「な、なにも泣くことはないだろう!」
「だ、だって、だって……ふぇええん」

堰を切ったように泣きじゃくる私をみて、またもや狼狽した彼は、ややあって、おずおずと。

以下略 AAS



11:名無しNIPPER[sage saga]
2020/03/03(火) 23:37:04.11 ID:elO9kpWFO
「ねえ……フータローくん」
「なんだ?」
「君は私に甘えられたら、迷惑、かな……?」

尋ねながら、自分の正気を疑う。なんだそれ。
以下略 AAS



12:名無しNIPPER[sage saga]
2020/03/03(火) 23:39:08.35 ID:elO9kpWFO
「い、一花、流石にくっつきすぎだろ」
「兄妹なんだから平気よ」
「そんなわけあるか!」
「私をらいはちゃんだと思って接して」
「んなこと言われても……」
以下略 AAS



13:名無しNIPPER[sage saga]
2020/03/03(火) 23:40:54.69 ID:elO9kpWFO
「まあ、明確な定義なんかないだろうけどさ」
「フータローくんはどう思うの?」
「たぶんそれは、放っておけないってことだ」
「はい?」

以下略 AAS



14:名無しNIPPER[sage saga]
2020/03/03(火) 23:43:26.99 ID:elO9kpWFO
「さて、そろそろ兄妹ごっこ遊びは終わりだ」
「え〜もうちょっと付き合ってよ」

駄々を捏ねると、彼は不敵に嗤い、指摘する。

以下略 AAS



15:名無しNIPPER[sage saga]
2020/03/03(火) 23:45:58.43 ID:elO9kpWFO
「こ、これでどうするつもりだ……?」
「あら、察しが悪いわね。用を足すのよ」
「このペットボトルに?」
「そう。ふっ……我ながら天才的な閃きだわ」
「いいやお前は馬鹿だ! 頭が悪すぎる!!」
以下略 AAS



16:名無しNIPPER[sage saga]
2020/03/03(火) 23:48:15.45 ID:elO9kpWFO
「ごめんね、フータローくん」
「なんだよ、急に潮らしくなって」
「こんな馬鹿で情けない生徒でごめんなさい」

留まってくれた家庭教師に自らの醜態を謝罪すると、彼はくしゃくしゃと私の短い髪を撫で。
以下略 AAS



29Res/26.76 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice