上杉風太郎「一花、お前はかわいいよ」中野一花「ッ……!」
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15:名無しNIPPER[sage saga]
2020/03/03(火) 23:45:58.43 ID:elO9kpWFO
「こ、これでどうするつもりだ……?」
「あら、察しが悪いわね。用を足すのよ」
「このペットボトルに?」
「そう。ふっ……我ながら天才的な閃きだわ」
「いいやお前は馬鹿だ! 頭が悪すぎる!!」

やはり才能とは窮地に陥って初めて目覚めるらしく、覚醒した私は彼からペットボトルを受け取り、布団の中で飲み口をそこに当てがった。

「これで準備よし」
「さ、さあて、俺は少し席を外そうかな!」

準備完了を告げると、怖気付いた彼はそそくさと布団から出ようとしたので引き留める。

「ダメ。ここに居て」
「い、一花……?」
「私は君に嫌われたくないの……わかってよ」
「いや、だったら普通にトイレでしてこいよ」
「もう間に合わないってわかってよ……ばか」
「馬鹿はお前だろうがって、震えてんのか?」

涙目で彼の腕を掴む私の手は震えていて、彼に嫌われることに対する恐怖心が表れており。
それを察したのか、彼はやれやれと首を振り。

「わかったよ。傍に居てやる」

ああ、やっぱり私はこの人のことが大好きだ。


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