上杉風太郎「一花、お前はかわいいよ」中野一花「ッ……!」
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8:名無しNIPPER[sage saga]
2020/03/03(火) 23:30:10.90 ID:elO9kpWFO
あるところに、5匹に子豚が居ました。
5匹の子豚は一軒の家に身を寄せて、時には喧嘩をしつつも仲睦まじく暮らしていました。

そんなある日のこと。

子豚たちの暮らす町に悪い狼が現れました。
このままではいずれ皆食べられてしまいます。
なので、子豚たちは一ヶ所にまとまらずにそれぞれ別の家を建てて暮らすことにしました。
木や石の家を建て、狼の襲撃に備えています。

しかし、一番上の子豚は面倒臭がりな性格で、これまで皆と一緒に暮らしていた吹けば飛ぶような藁の家の中で眠りこけておりました。

当然、そんなずぼらな子豚は悪い狼の餌食になってしまいましたとさ。めでたし、めでたし。

「ちょっと」
「ん? どうかしたか?」
「全然めでたくないんだけど?」
「そうか? それはなによりだ」

あんまりなエンディングに文句を言うと、彼は悪戯が成功した少年のようにほくそ笑んだ。
思わず見惚れてから、そんな場合ではないと思い直した私は添い寝する彼の頬を突っついて。

「フータローくんは私を食べるつもりなの?」
「まさか。もう腹は壊したくない」

これは流石に失礼がすぎる。もう怒ったぞぉ。

「だったら私が君を食べちゃうから!」
「あ! おい! なにすんだ!? やめろって! わかった! 続きを話してやるから!」

彼のシャツボタンを外すと、すぐに降参した。


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