斧乃木余接「実はいま、僕はパンツを穿いてない」
↓ 1- 覧 板 20
14:名無しNIPPER[sage saga]
2020/01/21(火) 01:03:57.73 ID:igAIR0zkO
「そもそもの話じゃ、お前様よ」
ペシペシ後頭部を叩きながら忍に説教された。
「儂とて常時ノーパンなんじゃが?」
15:名無しNIPPER[sage saga]
2020/01/21(火) 01:08:26.81 ID:igAIR0zkO
undefined
16:名無しNIPPER[sage saga]
2020/01/21(火) 01:09:59.14 ID:igAIR0zkO
「鬼のお兄ちゃんはこれから時代に則した言動を心がけた方がいいよ。友達として忠告する」
時代に則した言動。NGワードを避ける。
それは果たして本音と言えるだろうか。
周りの目を気にして自分を誤魔化して。
17:名無しNIPPER[sage saga]
2020/01/21(火) 01:11:57.20 ID:igAIR0zkO
「なんじゃ、お前様よ。怖気づいたのか?」
「覗くなら早く覗きなよ。寒い」
怖気づいただと。馬鹿を言え。
たしかに僕は小刻みに震えていた。
18:名無しNIPPER[sage saga]
2020/01/21(火) 01:14:06.61 ID:igAIR0zkO
「なんや、阿呆面晒してけったいな格好やな」
床に仰向けで寝転がり茫然自失として、蛍光灯の逆光を背負う影縫余弦と僕は対面した。
「ど、どうして、ここに……?」
19:名無しNIPPER[sage saga]
2020/01/21(火) 01:16:50.91 ID:igAIR0zkO
「さて、阿良々木くん」
「はい……なんですか?」
改まって名前を呼ばれ、寝転んだまま身構える僕に見せつけるように影縫さんは携帯を出し。
20:名無しNIPPER[sage saga]
2020/01/21(火) 01:19:01.50 ID:igAIR0zkO
『やれやれ、君は困った若者だね。よもや私と余弦の胸囲に興味を持つとは、驚異的だ』
僕の驚異的な劣情を嘆き、臥煙さんは命じた。
『余弦、仕事だよ』
21:名無しNIPPER[sage saga]
2020/01/21(火) 01:21:44.75 ID:igAIR0zkO
「し、忍! 助けてくれ!」
「お前様よ、安心せい。死ぬことはない」
それはそうかも知れないけど、尊厳が死ぬ。
22:名無しNIPPER[sage saga]
2020/01/21(火) 01:24:09.50 ID:igAIR0zkO
「どうや、余接? 尻子玉は見つかったか?」
「うーん。たぶんこれじゃない?」
「そうそうこれこれ……ってウンコやないか!」
目の前で繰り広げられる漫才。
23:名無しNIPPER[sage saga]
2020/01/21(火) 01:25:51.25 ID:igAIR0zkO
後日談というか、今回のオチ。
「う、……ん?」
「おお! 主人様よ! 気がついたか!」
「忍……? あれ? 僕、寝てたのか……?」
24:名無しNIPPER[sage ]
2020/01/21(火) 05:25:18.34 ID:Vrt0rCQso
あれ……? 放尿はどこへ消えた……?
25Res/22.38 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20