斧乃木余接「実はいま、僕はパンツを穿いてない」
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19:名無しNIPPER[sage saga]
2020/01/21(火) 01:16:50.91 ID:igAIR0zkO
「さて、阿良々木くん」
「はい……なんですか?」

改まって名前を呼ばれ、寝転んだまま身構える僕に見せつけるように影縫さんは携帯を出し。

「この携帯電話。臥煙先輩と繋がっとるんやけど、ちょっと出てみたいと思わんか?」
「結構です」
「おっと、手が滑ってしもうたわ」

きっぱり断ったのに、顔のすぐ側に落とされて、スピーカー通話機能となっていたその携帯電話から臥煙伊豆湖の声が耳に届いた。

『やあ、こよみん。話は聞かせて貰ったよ』 
「どこまで、ご存知ですか……?」
『果てしなく、どこまでも』
「そう、ですか……」
『私はなんでも知ってる。当たり前だろう?』

当たり前のように全てを把握されていた。


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