114:松坂英治[saga]
2020/03/02(月) 02:35:20.93 ID:cYuzRuES0
某第一位風にカッコつけながらアレイスターはマミ達を守るようにマミ達の前に立った。
「先程は雑魚ばかりと言ったがここまで耐久値が高いと最早ストレスゲーだな」
右手と左手、二丁拳銃のジェスチャーをとり連続で火花を散らす。ズガガガガガガガッッッ!!!!!と、いくつもの銃弾の雨がぶつかる衝撃がシャルロッテを襲う。
「さて、そろそろ終わりにさせてもらうとするかね」
と言い、お菓子の魔女にトドメを刺す為にジェスチャーの構えをする。それは大体大砲のようなものだった。
115:名無しNIPPER[sage]
2020/03/03(火) 14:24:32.65 ID:ce8ghFvUO
いいわよ。もっと供給なさい...
116:松坂英治[saga]
2020/03/03(火) 20:10:08.22 ID:AdULX9Kb0
シャルロッテが倒されたことにより、サイケデリックなこのサイケデリックな空間もシャルロッテと共に消えていった。
日が傾き、世界をオレンジに染め上げたその場に残っていたのは通路の中央にあるグリーフシードとアレイスター、暁美ほむら、鹿目まどか、美樹さやか、キュゥべえ、そして巴マミだった。
巴マミは最初、まるで時が止まったかのように呆然としていた。だが、自然とマミの思考は現実のスピードに戻り、今の状況を理解するに至った。
そして、そして、そして。
117:松坂英治[saga]
2020/03/03(火) 20:14:49.40 ID:AdULX9Kb0
マミは震える体を押さえ込みながらも、“二人”の下へと歩み寄った。
「助けてくれてありがとう。そして暁美さんには酷いこと言ったりしてごめんなさい。勘違いしてたとはいってもあんなことをしてごめんなさい」
「いいえ、気にしてはいないわ。あなたが助かればそれで良かったわ。こちらこそ言い方が悪かったわ、ごめんなさい」
二人の雰囲気はシャルロッテの結界の中にあった邪険なものではなく、和解したような柔らかいものになっていた。
それを遠目に見ていた美樹さやかも何かを思ったのか、ほむらの方へと駆け寄り、
118:松坂英治[saga]
2020/03/04(水) 10:42:10.43 ID:05gHMH560
「巴マミ」
辺りが喜びのムードになる中、暁美ほむらは巴マミの名前を短く呼んだ。
「......何かしら?」
先程和解したばかりだというのにほむらの目はなにやら鋭かった。
「あなた、さっきのことがあってまだ魔女と闘える?」
119:松坂英治[saga]
2020/03/04(水) 10:43:06.61 ID:05gHMH560
「いいの?」
「ええ、勿論よ。約束する」
予想外の返答に一瞬呆ける巴マミ。そして理解が現実に追い付いたのか、
「ありがとう......!本当にありがとう......!!」
「別に気にしなくていいわ。わたしにもわたしの目的があってその為にやっているだけですもの」
120:松坂英治[saga]
2020/03/04(水) 11:54:20.61 ID:05gHMH560
言いかけた時、アレイスターに異変が起こった。
「ごぶっ......」
先程までは何の問題もなく、シャルロッテの攻撃も受けていない筈のアレイスターの口から血が垂れてきていた。それが引き金なのかアレイスターはその場にしゃがみこみ思いきり赤い鮮やかな血反吐を吐いた。
「ごふ......ごほっごほ......」
一瞬のことで何が起こったのか理解出来ずに固まってしまう少女達。そしてやっと理解が追い付き、
121:松坂英治[saga]
2020/03/04(水) 11:57:27.98 ID:05gHMH560
「いや......でも......」
「ではそこの暁美ほむらと言ったか。君が私をおぶってくれないか?そうすれば移動中も状態が悪化しないだろうしな」
「本当にいいのかしら?ここは病院の敷地内でもあるのよ」
「いや、病院は結構するよ。諸事情で病院にお世話になりにくくてな」
「......分かったわ」
122:松坂英治[saga]
2020/03/04(水) 11:58:47.98 ID:05gHMH560
「マミさん大丈夫ですか?」
「一旦休んだ方が......足も震えてますし......」
「マミ、僕も休んだ方がいいと思うよ」
みんな察していた。恐らく今まで見栄を張って恐怖を紛らわしていただけだと。当たり前だ人は誰でも恐怖から逃げたがる生き物だ。それに死の恐怖を味わってすぐにその恐怖が抜けるわけがないのだ。その為なのか魔女が居なくなった今でも魔法少女の格好をしている。普段の格好よりも魔法少女の方が心強いのかも知れない。しかしマミは後輩二人に迷惑をかけまいとしているのか、
「大丈夫よ、みんな先に行ってて」
123:松坂英治[saga]
2020/03/04(水) 11:59:16.30 ID:05gHMH560
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