62: ◆L6OaR8HKlk[sage saga]
2019/11/25(月) 22:26:45.82 ID:NBL3UyTw0
熊野「いえ、どうやら……『やった』ようですわね」
熊野の言う通り、木の杭は奴の腹を突き破り、中の物をあっぴろげにしている
綺麗な仕留め方とは言えないが、木っ端微塵よりかはマシだろう
63: ◆L6OaR8HKlk[sage saga]
2019/11/25(月) 22:27:47.06 ID:NBL3UyTw0
( T)「はいはい狸寝入り狸寝入り」
イタチの最後っ屁らしく振り下ろされた腕を軽く避け
64: ◆L6OaR8HKlk[sage saga]
2019/11/25(月) 22:29:01.81 ID:NBL3UyTw0
―――――
―――
―
65: ◆L6OaR8HKlk[sage saga]
2019/11/25(月) 22:29:47.44 ID:NBL3UyTw0
村人の手を借りて下敷きから抜け出す。今日一で酷い目に遭った
「ほぉー、今年のはよぉ肥えとるのぉ」
66: ◆L6OaR8HKlk[sage saga]
2019/11/25(月) 22:30:53.79 ID:NBL3UyTw0
熊野「そんな逸話がお有りなら、話してくれても良かったではないですの」
「いやぁ、てっきりそこのニイちゃんから聞いとるもんや思て黙っとったんや。老いぼれの長話なんか若い子には退屈やろ思ってな」
熊野「何を仰いますの。私と村長さんの仲ではありませんか」
67: ◆L6OaR8HKlk[sage saga]
2019/11/25(月) 22:33:13.43 ID:NBL3UyTw0
―――――
―――
―
68: ◆L6OaR8HKlk[sage saga]
2019/11/25(月) 22:33:49.05 ID:NBL3UyTw0
秋月「あ、秋月もう待ちきれません!!戴いても宜しいでしょうか!?」
( T)「おい熊野見ろこの素直で可愛い反応を。見習え」
熊野「耐えきれますの?」
69: ◆L6OaR8HKlk[sage saga]
2019/11/25(月) 22:34:20.49 ID:NBL3UyTw0
牡丹鍋、これは間違いがない。戴いた野菜と共に醤油味で仕立てた。キノコは嫌いなんで抜いた
餌にしてたぬっぺふほふの臭いもついていない。狂暴になった分、旨味も上がっていればいいが
( T)「ズズッあっヤバいクソ美味い」
70: ◆L6OaR8HKlk[sage saga]
2019/11/25(月) 22:35:32.51 ID:NBL3UyTw0
( T)「と、まぁ、これが食える『妖』の一部だ。満足したか?」
秋月「はい!!大満足です!!」
( T)「来年も行く?」
71: ◆L6OaR8HKlk[sage saga]
2019/11/25(月) 22:36:49.75 ID:NBL3UyTw0
81Res/91.37 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20