1:名無しNIPPER
2019/11/19(火) 22:40:06.68 ID:gbdzVW420
デレマスのライラのSSです
(注)
話と描写の都合上、まだ名前のない人物(ライラのメイドさん)にオリジナルで名前を付けています。
SSWiki : ss.vip2ch.com
2:名無しNIPPER
2019/11/19(火) 22:42:29.51 ID:gbdzVW420
夢を見ていました。
小さい頃の思い出。
お家の庭でメイドさん達に遊んでもらったあの頃の景色。
広い芝生の両脇に背の高い木がずらりと並んで、その傍の花壇にはきれいなお花が沢山。
3:名無しNIPPER
2019/11/19(火) 22:46:30.75 ID:gbdzVW420
メイドさんが歌い始めて
その隙にライラさんはネズミになって
見つからないようこっそりひっそり
茂みの中へ身を隠す
4:名無しNIPPER
2019/11/19(火) 22:49:50.38 ID:gbdzVW420
「お〜い、ライラ、事務所着いたぞ」
目を覚ますと、ここは車の中でした。
お仕事が終わってプロデューサー殿に迎えに来てもらって、車に揺られている間になんだか眠くなってしまったのでした。
5:名無しNIPPER
2019/11/19(火) 22:53:50.97 ID:gbdzVW420
難しいお顔をしたカナデさんと廊下ですれ違いつつお部屋に入ると、床にぺたんと座り込んだシキさんを見かけました。
ソファーがあるのにどうしたのかなと思いつつ、そのお顔を覗き込みます。
シキさんがこんなに疲れたかのようなお顔をするのを初めて見たので、ライラさんは心配になったのでございますよ。
この暑さのせいでございますか?
6:名無しNIPPER
2019/11/19(火) 22:56:09.48 ID:gbdzVW420
そんなことがありまして、座り込むシキさんを見ていて当時のアキハさんを思い出したのでした。
シキさんの着ている白衣がアキハさんを思い出させたのかもしれませんが
きっとこの暑さで疲れているけれど食欲がわかなくて困っているのではないかと思ったのです。
7:名無しNIPPER
2019/11/19(火) 22:58:30.69 ID:gbdzVW420
「シキさん、どうしたのでございますか?アイス一口食べるですか?」
するとシキさんの癖っ毛の一本がピョコンと撥ねて、お顔をこちらに近づけてきます。
8:名無しNIPPER
2019/11/19(火) 23:01:10.07 ID:gbdzVW420
「ところでシキさんも暑くて疲れてしまったのでございますか?」
「いや〜実はそうじゃなくってさ〜」
9:名無しNIPPER
2019/11/19(火) 23:03:03.05 ID:gbdzVW420
「そうだライラちゃん、お礼に良いものあげるよ!手を出してー」
そう言うとシキさんはポケットから小瓶を取り出すとライラさんの掌に白い粉をちょこんと乗せました。
10:名無しNIPPER
2019/11/19(火) 23:06:03.03 ID:gbdzVW420
瞬く間の一瞬
認識すら追いつかない早業
11:名無しNIPPER
2019/11/19(火) 23:07:35.54 ID:gbdzVW420
サラは口元に運ぼうとしたライラさんの手を優しく抑えつつ、シキさんの方を睨みつけています。
ライラさんが一人で何かしている時、サラはこうして突然現れることがあるのでございます。
12:名無しNIPPER
2019/11/19(火) 23:10:37.86 ID:gbdzVW420
「貴様、ライラ様に何をするつもりだった?怪しげなそれは何だ!」
「ノンノン、危ないオクスリとかじゃないって!ほんのちょ〜っと元気になれるかもしれないからここは試しに……」
「そうか、祈りの時間は済ませたな?」
13:名無しNIPPER
2019/11/19(火) 23:18:08.18 ID:gbdzVW420
お二人がものすごく険悪になっているのは今のライラさんからでもわかります。
話している中身はほとんどわからないけど
サラがここまでするからには、きっと良くないことが起こる気がするのでございます。
14:名無しNIPPER
2019/11/19(火) 23:22:19.58 ID:gbdzVW420
直後、シキさんのお顔がなぜだか汗でいっぱいになりましたです。
変でございますね。
開きっぱなしの窓の外が暑いからでございましょうか。
15:名無しNIPPER
2019/11/19(火) 23:23:17.10 ID:gbdzVW420
そんな時でした。
「ちょっとちょっと、サラさんじゃないですか、落ち着いてください!」
16:名無しNIPPER
2019/11/19(火) 23:31:28.81 ID:gbdzVW420
いつも通りの帰り道。
太陽が沈み始めても、ライラさんの額を滴る汗が止む気配はありません。
お天気お姉さんの言っていたとおり、夜までずっと暑いままだそうです。
17:名無しNIPPER
2019/11/19(火) 23:33:20.79 ID:gbdzVW420
―翌日―
ダンスレッスンが終わってミレイさんとストレッチをしている時でした。
18:名無しNIPPER
2019/11/19(火) 23:36:13.36 ID:gbdzVW420
でも本当は少し不満だったのです。
早業やら立ち姿やらは普段から見慣れていましたが
19:名無しNIPPER
2019/11/19(火) 23:39:26.98 ID:gbdzVW420
◇ ◆ ◇
ストレッチも一通り終えて談話室へミレイさんと一緒に戻り
20:名無しNIPPER
2019/11/19(火) 23:39:58.35 ID:gbdzVW420
◇ ◆ ◇
ストレッチも一通り終えて談話室へミレイさんと一緒に戻り
21:名無しNIPPER
2019/11/19(火) 23:44:07.20 ID:gbdzVW420
じゃんけんポンの掛け声と、思い思いのグーチョキパー。
何回目かの掛け声で、それぞれ役割が決まります。
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