ライラ「大好きな背中」
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12:名無しNIPPER
2019/11/19(火) 23:10:37.86 ID:gbdzVW420
「貴様、ライラ様に何をするつもりだった?怪しげなそれは何だ!」

「ノンノン、危ないオクスリとかじゃないって!ほんのちょ〜っと元気になれるかもしれないからここは試しに……」

「そうか、祈りの時間は済ませたな?」

「ちょっとちょっと、スト〜ップ!ほんとに違うから!とりあえずお手手のそれしまってよ、ね?」

「ほう……」




 シキさんがなだめていますが、サラのピリピリした雰囲気は全く収まりません。

 それどころか少し増した気がしますです。




 サラが普段から隠し持っているそれ
 今、とても上手く掌に隠しているそれ

 アヤメ殿が小道具に使う物とは比べ物にならないほどに鋭く研がれたそれを
 一呼吸ほどの沈黙の後、隠す手間は不要だと言わんばかりに、投げる前の形に切り替えました。

 ライラさんがお布団に入った後にサラがこっそりお手入れしている鍵型ナイフの刃が、指の間からその身を覗かせます。


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