北条加蓮「藍子と」高森藍子「冬の始まりのカフェテラスで」
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17:名無しNIPPER[sage saga]
2019/11/10(日) 18:43:46.41 ID:2JbuYMCt0
>>16 ……申し訳ありません。>>!5は>>15です。言うまでもないかもしれませんが……


加蓮「危険なこと。……例えば?」

以下略 AAS



18:名無しNIPPER[sage saga]
2019/11/10(日) 18:44:15.93 ID:2JbuYMCt0
藍子「でも、店員さんと店長さんはとても仲良しです。店員さんは、店長さんを疑うことができないんです……」

藍子「それに、今はホットケーキをどうやって作るかの方が大事です。このままだと、加蓮ちゃんがホットケーキを食べることができません」

藍子「考えた店員さんは……。……う〜ん。どうするんだろう……?」
以下略 AAS



19:名無しNIPPER[sage saga]
2019/11/10(日) 18:44:45.77 ID:2JbuYMCt0
加蓮「ホットケーキありがとー。今の話? さあ、なんの話だったんだろーね」

藍子「あううぅ……」

加蓮「店長さんはそんなことをする人じゃないって? うん、そうだね。知らないけど知ってる……。うんそうだよね、レシピくらい普通共有してるよね」
以下略 AAS



20:名無しNIPPER[sage saga]
2019/11/10(日) 18:45:15.93 ID:2JbuYMCt0

□ ■ □ ■ □


加蓮「もぐもぐ……」
以下略 AAS



21:名無しNIPPER[sage saga]
2019/11/10(日) 18:45:46.03 ID:2JbuYMCt0
加蓮「もぐもぐ……。そう。さっきの話なんだけどさ」

藍子「もぐ、もぐ……?」

加蓮「危険が迫ってるー、みたいなネタから、店員さんは何をやらかしたのか、ってネタにすり替えたじゃん。私」
以下略 AAS



22:名無しNIPPER[sage saga]
2019/11/10(日) 18:46:15.68 ID:2JbuYMCt0
加蓮「それにさ。よく考えてみてよ、藍子」

加蓮「店長さん……のことは、確かに私たちあまりよく知らないけど、ホントにホットケーキの材料をこっそり食べるような人だと思う?」

藍子「……しないと思います」
以下略 AAS



23:名無しNIPPER[sage saga]
2019/11/10(日) 18:46:45.91 ID:2JbuYMCt0
加蓮「材料を食べるのと、お菓子作りの途中でできた試作品をつまみ食いするのってまた別の話だし? それにお菓子を作ってる時につまみ食いをしたことない人なんてこの世にいないでしょ」

藍子「…………」

加蓮「ひひひひっ」
以下略 AAS



24:名無しNIPPER[sage saga]
2019/11/10(日) 18:47:15.90 ID:2JbuYMCt0
藍子「…………」プクー

加蓮「ふふっ。……じゃあ藍子が機嫌を治すまで私も藍子のこと見つめてよっと」

加蓮「じー」
以下略 AAS



25:名無しNIPPER[sage saga]
2019/11/10(日) 18:47:46.41 ID:2JbuYMCt0
藍子「……」プクー

加蓮「藍子」

藍子「……なにですか」
以下略 AAS



26:名無しNIPPER[sage saga]
2019/11/10(日) 18:48:16.30 ID:2JbuYMCt0
藍子「あ〜ん」ズイ

加蓮「もう。わかったから。あーん」モグ

藍子「……」アーン
以下略 AAS



27:名無しNIPPER[sage saga]
2019/11/10(日) 18:48:46.77 ID:2JbuYMCt0
……。

…………。

「「ごちそうさまでした。」」
以下略 AAS



28:名無しNIPPER[sage saga]
2019/11/10(日) 18:49:17.06 ID:2JbuYMCt0
加蓮「ううん。さっき藍子とちょっとだけにらめっこしたでしょ? もうちょっと藍子のこと見ていたいなーって」

藍子「はあ。いいですよ。でも、その代わりに、私は加蓮ちゃんを見ることにしますね」

加蓮「もう1回にらめっこやっちゃう?」
以下略 AAS



29:名無しNIPPER[sage saga]
2019/11/10(日) 18:49:46.41 ID:2JbuYMCt0
加蓮「だってさぁ……」

藍子「だって?」

加蓮「……。なんかほしいものある?」
以下略 AAS



30:名無しNIPPER[sage saga]
2019/11/10(日) 18:50:17.36 ID:2JbuYMCt0
藍子「くすっ。知ってます♪」

加蓮「む」

藍子「加蓮ちゃん、そんな人を傷つけることを言う子じゃありませんもんね。加蓮ちゃんの言いたいことって、真顔で見られ続けると恥ずかしい、ってことなんですよね?」
以下略 AAS



31:名無しNIPPER[sage saga]
2019/11/10(日) 18:50:46.11 ID:2JbuYMCt0
藍子「ほらほら、加蓮ちゃん。私の顔を見てやりたくなってしまうことって、何ですか?」

加蓮「……。アンタ、なんか分かって言ってたりする?」

藍子「?」
以下略 AAS



32:名無しNIPPER[sage saga]
2019/11/10(日) 18:51:17.26 ID:2JbuYMCt0
加蓮「……はぁー。私、いつになったら藍子ににらめっこで勝てるんだろ」

藍子「練習してみますか?」

加蓮「にらめっこの?」
以下略 AAS



33:名無しNIPPER[sage saga]
2019/11/10(日) 18:51:46.49 ID:2JbuYMCt0
加蓮「藍子が恥ずかしいって思うことに挑戦すれば、練習になるよね。例えばどんなのがいいかな?」

藍子「そうですね。例えば――」

藍子「って、加蓮ちゃん」
以下略 AAS



34:名無しNIPPER[sage saga]
2019/11/10(日) 18:52:16.50 ID:2JbuYMCt0
藍子「私も、冗談なのに本気っぽく言っちゃって、ごめんなさい」

加蓮「それこそマジになって謝らなくっていいってー」

藍子「そうですか?」
以下略 AAS



35:名無しNIPPER[sage saga]
2019/11/10(日) 18:52:46.62 ID:2JbuYMCt0
加蓮「藍子を見続けるのは何分でもできるんだけどね。見つめられるのは……なんだか、ずっと慣れないなぁ」

加蓮「相手が藍子だから、っていうのはもちろんあるよ」

加蓮「でも、それ以上に……昔、周りの人が誰も見てくれない場所にいたから。そういう女の子だったから、私」
以下略 AAS



36:名無しNIPPER[sage saga]
2019/11/10(日) 18:53:16.66 ID:2JbuYMCt0
藍子「それよりも、加蓮ちゃん……」

加蓮「何?」

藍子「……、」
以下略 AAS



37:名無しNIPPER[sage saga]
2019/11/10(日) 18:53:46.75 ID:2JbuYMCt0
藍子「それなら……お詫びとして、さっきの"加蓮ちゃんが私にやりたかったこと"の続きを、」

加蓮「だからそれは言わないし、そもそも私にも分からないって言ったでしょっ」

藍子「本当ですか? 本当は、分かっているのに分かっていないふりをしているだけじゃないんですか〜?」
以下略 AAS



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