643: ◆rbbm4ODkU.[saga]
2022/03/21(月) 05:09:40.23 ID:0Hx+2bE/0
男『…緋色?』
『………』ギュゥ
男『イタタタ待て待て折れる絞られる一旦落ち着け!な?』
644: ◆rbbm4ODkU.[saga]
2022/03/21(月) 05:10:41.53 ID:0Hx+2bE/0
男『おい!緋色?お前…何が』
混乱して言葉出てこない。何を、何をすればいい、なんて言えばいい。
左手を緋色の肩に乗せ軽く揺する。
645: ◆rbbm4ODkU.[saga]
2022/03/21(月) 05:11:41.09 ID:0Hx+2bE/0
お姫様だっこで緋色を持ち上げる。
糸が切れたようにぐったりとした身体は普段よりも重く感じられた。
男『…』
646: ◆rbbm4ODkU.[saga]
2022/03/21(月) 05:12:27.05 ID:0Hx+2bE/0
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
男『気分はどうだいお姫様』
『最悪よ、バカ…』
647: ◆rbbm4ODkU.[saga]
2022/03/21(月) 05:13:10.58 ID:0Hx+2bE/0
男『しかしこれどうするか』
大きめのビニール袋に詰め込んだ袴と下着、タオルを持ち上げる。
そういや廊下もまだ拭いていなかったな。どうしよ。殆ど布に吸われてるはずだしほっといてもバレないかな。
648: ◆rbbm4ODkU.[saga]
2022/03/21(月) 05:13:53.45 ID:0Hx+2bE/0
「ちょっと!いるの?」コンコン
男『叢雲か』
緋色の事ですっかり忘れていたが停電あったんだよな。心配で様子を見に来たのだろうか。
649: ◆rbbm4ODkU.[saga]
2022/03/21(月) 05:14:59.74 ID:0Hx+2bE/0
男「なるほど、緊急時はこういう連絡が来るわけか」
端末を確認すると管理者からの連絡が来ていた。
叢雲「安否と状況は選択肢でさっと選べるようになってるわ。緊急の場合のみ直接私や司令官に連絡がいくの」
650: ◆rbbm4ODkU.[saga]
2022/03/21(月) 05:15:37.74 ID:0Hx+2bE/0
叢雲「さて、それでそっちは何があったの」
男「それが…」
事実だけを淡々と話した。
651: ◆rbbm4ODkU.[saga]
2022/03/21(月) 05:16:43.48 ID:0Hx+2bE/0
叢雲「そうね」
トラウマ、PTSD、etc…
艦娘はその船の当時の記録あっての存在だ。
652: ◆rbbm4ODkU.[saga]
2022/03/21(月) 05:18:03.38 ID:0Hx+2bE/0
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