649: ◆rbbm4ODkU.[saga]
2022/03/21(月) 05:14:59.74 ID:0Hx+2bE/0
男「なるほど、緊急時はこういう連絡が来るわけか」
端末を確認すると管理者からの連絡が来ていた。
叢雲「安否と状況は選択肢でさっと選べるようになってるわ。緊急の場合のみ直接私や司令官に連絡がいくの」
男「本当に申し訳ない…」
叢雲「いいわよ。今回はただの停電だったし。非常用電源がちゃんと生きてることが分かって良かったくらいよ」
男「電力のほうは大丈夫なのか?」
叢雲「システムの問題だったからすぐ復旧するわ」
男「そりゃよかった」
叢雲「大変なのはここからだけれどね…トラブルはトラブル、上に報告書出さなきゃだから」
男「作戦中なのにか」
叢雲「なのによ」
男「つまりわざわざここに来たのは」
叢雲「半分現実逃避」
男「どうりで」
叢雲「でもう半分がこれ」
男「それは?」
叢雲「スピーカー。今回は平気だったけれど緊急時は放送が流れるのよ。でもここにはスピーカーを設置していなかったから」
男「停電でも平気なのか?」
叢雲「緊急時の対策だから別になってるわ。それにこれは予備というか、応急処置だから乾電池式」
男「防災グッズってわけだ」
叢雲「まさにね。裏は太陽光パネルだし横にはライトもあるわよ」
男「無駄、とは言わないが妙に多機能だな」
叢雲「あって困るものじゃないでしょう?そうね、部屋の窓に近い所に置いておいてちょうだい」
男「わかったよ。ありがとう」
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