332: ◆YBa9bwlj/c[saga]
2020/02/03(月) 03:27:08.50 ID:L/MaCyf+0
ーーー2年後ーーー
『長月 十七
333: ◆YBa9bwlj/c[saga]
2020/02/03(月) 03:27:40.81 ID:L/MaCyf+0
女「あなたが抱えても、泣き声一つ零しませんよ?」
ケモノ「それはそうだが…」
334: ◆YBa9bwlj/c[saga]
2020/02/03(月) 03:28:39.13 ID:L/MaCyf+0
ーーー翌日 村ーーー
村民「村長!村長!いらっしゃいますか!?」
村長「なんじゃ騒々しいの。せめてノックの一つくらいしたらどうじゃ」
335: ◆YBa9bwlj/c[saga]
2020/02/03(月) 03:29:35.10 ID:L/MaCyf+0
「女よ、居ないのかね」
336: ◆YBa9bwlj/c[saga]
2020/02/03(月) 03:30:12.89 ID:L/MaCyf+0
村長「…!」
赤子「……」
337: ◆YBa9bwlj/c[saga]
2020/02/03(月) 03:30:49.35 ID:L/MaCyf+0
ーーーーーーー
巫女「御神様、どうぞお聞き下さい」
巫女「我ら村の者一同、妖禍子の保護に努めておりますが、ご存知の通りこの山の妖禍子も数が減ってきておられます」
338: ◆YBa9bwlj/c[saga]
2020/02/03(月) 03:31:25.81 ID:L/MaCyf+0
ーーーーーーー
ケモノ「少し遅くなったな」ザッザッ
ケモノ「だが仕方あるまい」ザッザッ
339: ◆YBa9bwlj/c[saga]
2020/02/03(月) 03:32:12.46 ID:L/MaCyf+0
女「でも…もう私達は戻れません……あの家も、既に荒らされているでしょう…」
女「それに執念深い彼らのことです……こうしている今も、私達を殺す為に探し回っているかもしれない……」
340: ◆YBa9bwlj/c[saga]
2020/02/03(月) 03:32:58.14 ID:L/MaCyf+0
ーーーーーーー
巫女「……お初にお目にかかります。あなた様が妖禍子を束ねておられる、トドノツマリ様でございますね?」
幼女「……」
341: ◆YBa9bwlj/c[saga]
2020/02/03(月) 03:33:40.93 ID:L/MaCyf+0
ーーーーーーー
タッタッタッ!
342: ◆YBa9bwlj/c[saga]
2020/02/03(月) 03:34:18.07 ID:L/MaCyf+0
ケモノ「……よし、今だ」スタッ
女「」タッタッ
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