吉田春「便器の子?」水谷雫「ハル……あんたどんな耳をしてるの」
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2:名無しNIPPER[sage saga]
2019/09/01(日) 22:12:42.38 ID:zHu/paS2O
「ミッティの鬼! 悪魔! 雪女!」
「そんなに怒ってどうしたの、夏目さん」

騒ぎを聞きつけたササヤンくんこと佐々原宗平が近寄って来て、泣き喚く夏目さんに尋ねた。

以下略 AAS



3:名無しNIPPER[sage saga]
2019/09/01(日) 22:15:18.36 ID:zHu/paS2O
「なあ、雫」
「なに?」

その日の帰り道。
いつものように雫の後ろをついてきた吉田春と2人で下校をしていると、不意に尋ねられた。
以下略 AAS



4:名無しNIPPER[sage saga]
2019/09/01(日) 22:20:18.52 ID:zHu/paS2O
「よし、わかった。それなら仕方ないな」
「うん。わかってくれたなら、良かった」
「俺がお前のチケット代を払ってやる」
「は?」

以下略 AAS



5:名無しNIPPER[sage saga]
2019/09/01(日) 22:23:15.03 ID:zHu/paS2O
そしてあっという間に週末となった。

「ハルくん3Dメガネ持参ですか!?」
「へへっ! 当たり前だろ!」
「でも何も着けてくることないのに」
以下略 AAS



6:名無しNIPPER[sage saga]
2019/09/01(日) 22:25:52.61 ID:zHu/paS2O
左からササヤンくん、夏目さん、水谷雫、吉田春の順にそれぞれ席に着いた。

「雫、ポップコーン食うか?」
「いただく」

以下略 AAS



7:名無しNIPPER[sage saga]
2019/09/01(日) 22:28:06.97 ID:zHu/paS2O
「雫、まだ怒ってんのか?」
「……別に」
「悪かったよ」
「ううん。気にしなくていいよ」

以下略 AAS



8:名無しNIPPER[sage saga]
2019/09/01(日) 22:31:00.58 ID:zHu/paS2O
「ハル、名古屋を外に繋いできて」
「でも、誰かに誘拐されるかも……」
「ちゃんとお願いすれば映画館のスタッフが見張ってくれるから大丈夫。ほら早く行って。早くしないと、映画が始まっちゃうよ」
「どうしてもダメか?」
「ダメ。絶対に周りのお客さんの迷惑になる」
以下略 AAS



9:名無しNIPPER[sage saga]
2019/09/01(日) 22:35:22.22 ID:zHu/paS2O
「ふぅ……間に合ってよかった」
「雫のおかげだな」
「私が今日ここに居るのはハルのおかげ」

なんとかギリギリ間に合い、席に戻ってお互いに感謝の意を示すと、館内の照明が消えて暗くなり、上映開始のブザーの音が鳴り響いた。
以下略 AAS



10:名無しNIPPER[sage saga]
2019/09/01(日) 22:38:14.77 ID:zHu/paS2O
「ハル……起きて」
「んあ? もう朝か?」
「まだ昼間。映画終わったよ」
「便器は? 出てきたか?」
「便器は出てこなかった」
以下略 AAS



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