99: ◆yufVJNsZ3s[saga]
2019/10/12(土) 09:54:26.40 ID:L3t7G6Qz0
―――――――――――
ここまで
100:名無しNIPPER[sage]
2019/10/12(土) 11:52:38.50 ID:5yVX7lkro
お疲れ様です
101:名無しNIPPER[sage]
2019/10/12(土) 12:12:03.19 ID:fHZFAsA+o
おっつ
102:名無しNIPPER[sage]
2019/10/12(土) 21:58:05.70 ID:ELCwzXNXo
乙です
あな恐ろしや、やはり山城は「成って」しまっていたか
103: ◆yufVJNsZ3s[saga]
2019/10/12(土) 23:02:21.53 ID:L3t7G6Qz0
「そもそもてめぇはまだ終わってない。これから始まるんだ。これから」
後藤田提督は言う。それは、私には、これから北国での新しい人生が待っていることを指しているのだろう。
そうかもしれない。確かにそうだ。だからこそ私は「終われない」という表現を使っているのである。私と提督の認識は殆ど同一で、唯一そこだけが異なっている。
104: ◆yufVJNsZ3s[saga]
2019/10/12(土) 23:03:01.54 ID:L3t7G6Qz0
「このままでは新しく始めることさえできません。
私の知らないところで私の人生を決められて、導かれるままについていく……それは敗北だわ。まったき負け犬の姿。私が私自身の不幸に負けた、そんなことを認めるわけにはいかないの。いかないのです」
敗北が恥なのではない。敗走が恥なのでもない。戦わなかったことが恥なのだ。
105: ◆yufVJNsZ3s[saga]
2019/10/12(土) 23:03:40.09 ID:L3t7G6Qz0
業腹だわ。あぁ、なんて業腹!
「私はこの身の不幸を乗り越えて、人間としての尊厳を回復しなければいけない。与えられる運命をただ座して待つような女じゃあないの」
106: ◆yufVJNsZ3s[saga]
2019/10/12(土) 23:05:22.86 ID:L3t7G6Qz0
「山城一等海士」
「はい」
107: ◆yufVJNsZ3s[saga]
2019/10/12(土) 23:05:58.06 ID:L3t7G6Qz0
既に彼女たちは接敵、交戦していた。ヲ級を筆頭に、重巡、軽巡、駆逐の群れ。
不知火が魚雷を発射しながら、追随するように速度を上げる。ポーラの火砲が軽巡の頭を正確に打ち抜き、行動停止に。その隙間を不知火は駆け抜けて、一閃、駆逐を吹き飛ばす。
孤立した不知火を追うイ級たちを、大鷹の放った戦闘機がきっちり仕留めていく。ヲ級も杖を振るい、丸い悪鬼の群れを召喚したが、大淀とグラーフが既に立ちふさがっていた。
108: ◆yufVJNsZ3s[saga]
2019/10/12(土) 23:08:56.40 ID:L3t7G6Qz0
グラーフはヲ級と物量でぶつかりあっている。腰に結わえられたポーチからカードを数枚ずつ取り出し、消耗の度合い、空中戦での優劣、弾幕の濃淡を見ながら、適宜艤装のホルダーへと差し込み実体化、射出していく。
対して大鷹は質と精密性で攻めていた。驟雨のような弾幕、蝗害さながらに黒く染まった空、その間を十機の戦闘機が最高速度のままに駆け抜けて、一目散に敵を目指す。十本の指でそれぞれを立体的に操るその手腕は、人間業ではない。
そして戦場の全てを操っているのが大淀そのひと。味方四人に指示を出しながら、自らも最適な場所へと位置どることで、敵すらも含めた全体の配置、誰と誰が戦うのかさえコントロールしていた。
109: ◆yufVJNsZ3s[saga]
2019/10/12(土) 23:12:21.76 ID:L3t7G6Qz0
「あいつらについていける自信はあるか」
「あります」
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