106: ◆yufVJNsZ3s[saga]
2019/10/12(土) 23:05:22.86 ID:L3t7G6Qz0
「山城一等海士」
「はい」
野太い声が私の名を呼ぶ。
「艦種は戦艦か」
「はい」
「歴は?」
「二年と僅かです」
「具体的に」
「二年と……二か月」
「そうか。見ろ」
立ち上がり、空中が二度叩かれると、バーチャル・ディスプレイが現れた。数度ポップアップに触れて、複数の画面が映像に変わる。
一面の青――海の色。水飛沫。
すぐにわかった。これはあの五人が見ている景色と同期しているのだ。
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