109: ◆yufVJNsZ3s[saga]
2019/10/12(土) 23:12:21.76 ID:L3t7G6Qz0
「あいつらについていける自信はあるか」
「あります」
即答。
嘘だ。本当は、少しだけ、慄いている。
だけどそれでも。
「私は負けない」
誰にだって。
どんな不幸にだって。
「……どちらにせよ」
ため息をつく後藤田提督。
「北大付属病院で精密検査は受けてもらうぞ」
「それって……」
「そこまで言われて断る理由もねぇからな。その代わり、きちんと戦力になってもらう。不甲斐ないザマ見せるようなら、即座に陸へ上がってもらうからな」
「ありがとう」
「礼を言われるほどじゃあねぇよ。
……後藤田一だ。階級は少尉。これからよろしく頼むぜ、嬢ちゃん」
「山城よ。階級は一等海士。こちらこそ、よろしくお願いするわ」
嬢ちゃん、と呼ばれるほどの年齢でないことは黙っておくとして。
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