19: ◆OtiAGlay2E[sage]
2019/06/24(月) 03:54:10.01 ID:v/g2u2sn0
「あの笑顔が見れるだけでここに来る価値があるってもんだ」
そう言って佐竹さんを見る八百屋のおじさんの目は優しい目立った。
20: ◆OtiAGlay2E[sage]
2019/06/24(月) 03:54:36.11 ID:v/g2u2sn0
「じゃあまた来るぜ、佐竹ちゃん」
「はーい!いつでも来てくださいね♪」
21: ◆OtiAGlay2E[sage]
2019/06/24(月) 03:55:32.12 ID:v/g2u2sn0
☆★☆★☆★☆★
22: ◆OtiAGlay2E[sage]
2019/06/24(月) 03:55:58.19 ID:v/g2u2sn0
「じゃあチャーハンお願い」
「はーい!」
23: ◆OtiAGlay2E[sage]
2019/06/24(月) 03:56:25.55 ID:v/g2u2sn0
実は僕はこのだまってチャーハンを食べている時間が一番好きだ。何故なら―。
「〜〜〜♪」
24: ◆OtiAGlay2E[sage]
2019/06/24(月) 03:56:51.48 ID:v/g2u2sn0
「料理は愛情だってお父さんがよく言うんだけどね。私の料理で誰かが喜んでくれたら、私の愛情が伝わってくれたのかなって。そう思うとすごく嬉しくって」
心の底から幸せそうに言う佐竹さん、きっと本心なのだろう。だから誰に対しても分け隔てなく接するし、無償の愛を届けることができる。そこが佐竹さんの魅力なんだ。
25: ◆OtiAGlay2E[sage]
2019/06/24(月) 03:57:20.12 ID:v/g2u2sn0
☆★☆★☆★☆★
26: ◆OtiAGlay2E[sage]
2019/06/24(月) 03:57:53.35 ID:v/g2u2sn0
「佐竹さんとだよ」
「え?まあ、佐竹飯店には通ってるけど」
27: ◆OtiAGlay2E[sage]
2019/06/24(月) 03:58:22.35 ID:v/g2u2sn0
「はあ……いいか?佐竹さんのファンはお前以外にもたくさんいるんだぞ?ぼやっとしてたら取られるぞ?」
「とは言ってもさ……」
28: ◆OtiAGlay2E[sage]
2019/06/24(月) 03:58:58.84 ID:v/g2u2sn0
☆★☆★☆★☆★
29: ◆OtiAGlay2E[sage]
2019/06/24(月) 04:00:00.19 ID:v/g2u2sn0
それは週末の放課後、月曜日までの課題を教室に置いてきてしまったことに気づき、一人教室に戻っていたときのことだった。
教室の前まで着くと、まだ教室に誰かが残っていることに気がづいた。
陽もだいぶ落ちて、明かりのついていない教室は影に覆われていたが、窓側の席は夕日に照らされてそこに人がいることを示していた。
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