22: ◆OtiAGlay2E[sage]
2019/06/24(月) 03:55:58.19 ID:v/g2u2sn0
「じゃあチャーハンお願い」
「はーい!」
いつも通りチャーハンを頼む。これも僕が来た時の定番メニューになっていた。
ちなみにこれは豆知識だが、机に置かれているメニュー表には『大盛全品無料!』という文言が書かれている。非常にお得だと思うので胃袋に自信がある人は挑戦してみてはいかがだろうか。僕はいまだに挑戦したことがない。今後挑戦することもない。
しばらくすると佐竹さんがチャーハンをもって厨房から出てきた。相変わらず凄い量だ。
「今日は一人?」
山のようなチャーハンを崩しながら厨房にいる佐竹さんに話しかける。慣れというものは怖いもので、初めて目にしたときは恐怖の対象でしかなかったが、今では臆することなく食べることができる。むしろほかの店のチャーハンが少しだけ物足りなくなってきた気がする。
「うん、二人とも隣町の商店街のお肉屋さんに行ってくるって。帰ってくるまでは料理も全部私が作るよ」
「へえ、すごいなあ」
接客とかならともかく、客に出す料理まで任せてもらえるってことはきっと両親からも相当信頼されているのだろう。
僕は続けてチャーハンを口に運ぶ。
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