27: ◆OtiAGlay2E[sage]
2019/06/24(月) 03:58:22.35 ID:v/g2u2sn0
「はあ……いいか?佐竹さんのファンはお前以外にもたくさんいるんだぞ?ぼやっとしてたら取られるぞ?」
「とは言ってもさ……」
現状の関係が楽しいのだ。佐竹飯店に行って、佐竹さんや常連さんと話をして、ご飯を食べて帰る。ときたま佐竹さんと二人きりの時間を過ごす。大きく前進しているわけではないけど、僕はこの時間が好きだった。
「少しずつ佐竹さんとも親しくなれてるし、大丈夫だよ」
「そういうならいいけど……気づかないうちに遠くへ行かれないように気をつけろよ?」
友人氏はそう僕に忠告をした。
実際、佐竹さんとの距離は縮められている気がしたし、佐竹飯店で直接喋れるというせっかくのチャンスを無駄にしている学校の男子連中に取られるとは思わなかったから、友人氏の忠告をほどほどに聞いていた
……もっと真剣に聞いておけばよかったものを。
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