99: ◆on5CJtpVEE[saga]
2019/06/18(火) 21:13:16.45 ID:5Y2de4vS0
すっかり寝ちゃったせいか、ぜーんぜん眠くなかった。
ちょっと大人ぶって、夜風にでも当たってみよっかな。
100: ◆on5CJtpVEE[saga]
2019/06/18(火) 21:13:48.73 ID:5Y2de4vS0
「……むー」
なんか気に入らない。
101: ◆on5CJtpVEE[saga]
2019/06/18(火) 21:14:22.89 ID:5Y2de4vS0
電気消えてるし、誰もいないっぽいけどね。
なんかもやもやするから、とりあえず兄ちゃんに文句言っとこう。
102: ◆on5CJtpVEE[saga]
2019/06/18(火) 21:14:51.92 ID:5Y2de4vS0
「いきなり夜中に侵入されてビビってるのはこっちだからな」
「ごもっともです」
103: ◆on5CJtpVEE[saga]
2019/06/18(火) 21:15:19.86 ID:5Y2de4vS0
「兄ちゃん、ここで何してんの?」
「ん? 空を見てたんだよ」
104: ◆on5CJtpVEE[saga]
2019/06/18(火) 21:15:49.41 ID:5Y2de4vS0
「悩んでいるんだろう」
「えっ」
105: ◆on5CJtpVEE[saga]
2019/06/18(火) 21:16:17.64 ID:5Y2de4vS0
「この馬鹿真美め」
「わっ?!」
106: ◆on5CJtpVEE[saga]
2019/06/18(火) 21:17:19.50 ID:5Y2de4vS0
「俺に合わせようと、無理してるんだろう」
「そんなこと……」
107: ◆on5CJtpVEE[saga]
2019/06/18(火) 21:17:52.38 ID:5Y2de4vS0
なんで兄ちゃん、そんなこと言うの?
108: ◆on5CJtpVEE[saga]
2019/06/18(火) 21:18:43.03 ID:5Y2de4vS0
涙がとまんない。
鼻もぐすぐすいう。
109: ◆on5CJtpVEE[saga]
2019/06/18(火) 21:20:10.10 ID:5Y2de4vS0
「何もそんな長期間休養しろってんじゃない。一か月でも、一週間でも、一日でも。ちょっと休んで、本当にやりたい形を探してごらん」
真美の身体を少し離してから、目を見て兄ちゃんが微笑んだ。
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