真美「ベランダ一歩、お隣さん」
1- 20
106: ◆on5CJtpVEE[saga]
2019/06/18(火) 21:17:19.50 ID:5Y2de4vS0

「俺に合わせようと、無理してるんだろう」

「そんなこと……」


ない。

とは言えない。

兄ちゃんと一緒にいたくて必死なのは、ほんとだから。

そのことに兄ちゃんが気付いてくれてたのが、どこかで嬉しかったから。


「……」


返事の代わりに、兄ちゃんの胸の中に顔をうずめた。

視界の外で小さなため息が聞こえて、少し大きな手のひらが、真美の背中をぽんぽんと叩いた。


「無理はしなくていい」


兄ちゃんは続けて言った。


「アイドル、休もうか」


がばっと、真美は顔を上げた。



<<前のレス[*]次のレス[#]>>
462Res/282.83 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice