18: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2019/04/27(土) 02:19:06.84 ID:HvshuUb/0
ましてそのような流れにならずともだ、
肩をすくめ、溜息をつかれ、呆れた調子で
「はぁ? わけわかんないんだけど。帰る!」
19: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2019/04/27(土) 02:20:52.60 ID:HvshuUb/0
「今から少し、横になろうと思ってます」
桃子の口がポカンと開いた。
20: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2019/04/27(土) 02:22:05.56 ID:HvshuUb/0
次いでくるりくるりと頭の位置を直す。
ベストポジションを探しているのだろう。
21: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2019/04/27(土) 02:23:20.24 ID:HvshuUb/0
===
「それで、これからどうすればいい?」
美也が寝返りを打ってこちらを向いた。
22: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2019/04/27(土) 02:24:34.46 ID:HvshuUb/0
「ところで、寝る時に使うシーツか何かもあればいいんですが〜……」
「シーツ?」
23: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2019/04/27(土) 02:25:42.75 ID:HvshuUb/0
「では早速」
私と桃子が見守る中、完成した布団に美也がその身を滑り込ます。
24: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2019/04/27(土) 02:27:15.86 ID:HvshuUb/0
実を言うと、私の頭には事ここに至り一つの仮説が浮かび始めていた。
果たしてそれが何かと問われれば、私は重々こう答える
25: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2019/04/27(土) 02:28:13.94 ID:HvshuUb/0
「ねぇ美也さん、さっきから気になってる事があるんだけど」
「気になる事……ですか〜? 桃子ちゃん」
26: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2019/04/27(土) 02:29:31.20 ID:HvshuUb/0
このもっともらしい指摘を受けて、美也はどうするのかと私が黙って眺めていると、
問題のサンドイッチは頭の下から腕の中へとその収まり所を変えていった。
そうして、美也が試行錯誤でゴソゴソ動く度に掛かっていた布団もジワジワはだけ、
27: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2019/04/27(土) 02:30:37.28 ID:HvshuUb/0
「むぅ〜、むっ!」
その時である! 突如として視界に入り込んだサンドイッチが彼女の両足に挟み込まれ、
私は惜しげもなく晒された太腿を迂闊にも直視する破目になった。
28: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2019/04/27(土) 02:31:39.56 ID:HvshuUb/0
「い、や……少しだけな、布団がズレて来てるぞって」
「お〜なんと〜! 確かに今ので布団がズレて……あっ!」
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