19: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2019/04/27(土) 02:20:52.60 ID:HvshuUb/0
「今から少し、横になろうと思ってます」
桃子の口がポカンと開いた。
恐らくであるが私だって、この話を初めて聞いた時には
彼女と同じような表情をしていたのではないだろうか?
「寝るって、えっ? 何でここで!?」
「それはですね〜、このクッションの寝心地を試すなら、畳の上の方が良いと〜」
「お兄ちゃん!」
「間髪入れずに疑うなよ!」
だが実際に入れ知恵をしたのは事実である。責任ならば後で受けよう。
桃子に睨まれたままそんなことをついと考えていると、
美也はマイペースに畳に膝をつき、それからクッションの形を整えるやいなや「え〜い」とその場に寝そべった。
巨大なサンドイッチが今や彼女の頭の下に。
仰向けで転がったままふむふむと、美也は両目を閉じたり開いたり。
「おぉ〜……! これは中々良いふかふか……」
53Res/34.33 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20