曜「たとえみんなが望むとしても」
1- 20
97: ◆EU9aNh.N46
2019/04/05(金) 04:58:10.07 ID:xnInN/pyO
梨子「『他人の痛みが想像できない人』のこと、ですよね?」

梨子ちゃんが恐ろしいことを口に出した

花丸祖父「そうじゃ。君達も歴史の授業で習ったじゃろう? 魔女狩りやホロコーストといった、目を覆いたくなるような悪行の数々を」
以下略 AAS



98: ◆EU9aNh.N46
2019/04/05(金) 04:59:01.58 ID:xnInN/pyO
曜「それで、もし結界の中へその悪鬼かもしれない人が入ったら、どうなるんですか?」

花丸祖父「激しい頭痛やめまい、吐き気に襲われて『早くここから出たい』という思いで頭がいっぱいになるそうじゃ」

曜「うわっ、なかなかえげつないですね」
以下略 AAS



99: ◆EU9aNh.N46
2019/04/05(金) 04:59:53.69 ID:xnInN/pyO
花丸祖父「善子くんの考えが正しい。憎しみはまた新たな憎しみを生むだけじゃ」

曜「そう、ですね」

おとぎ話でも「悪い鬼を倒すため、自らもまた鬼になる」ようなお話は枚挙に暇がない
以下略 AAS



100: ◆EU9aNh.N46
2019/04/05(金) 05:00:38.94 ID:xnInN/pyO
花丸祖父「そしてこれが、昨晩の出来事じゃ」

古びた肩掛けの鞄から取り出されたのはなんと──、

千歌「ってノーパソ!?」
以下略 AAS



101: ◆EU9aNh.N46
2019/04/05(金) 05:01:37.95 ID:xnInN/pyO
花丸祖父「あと最近は遠隔操作のドローンで盗まれないよう、電磁波でジャミングする装置も敷設する予定だったんじゃがのう」

千歌「うわぁ、最近のお寺ってハイテク機器満載なんだねぇ」

善子「魔術と科学の併用……人工の結界ってヤツね」
以下略 AAS



102: ◆EU9aNh.N46
2019/04/05(金) 05:02:31.81 ID:xnInN/pyO
映像が早送りされ、ローブ姿の犯人が胸元に古ぼけた本を抱えて書庫から出てくるところでストップされた

曜「あの分厚い本が『忘却の書』ですね?」

花丸祖父「うむ」
以下略 AAS



103: ◆EU9aNh.N46
2019/04/05(金) 05:03:24.29 ID:xnInN/pyO
善子「何なのコイツ……強盗殺人と変わらないじゃない!」

千歌「これが……悪鬼」

花丸ちゃんを殴る時も、忘却の呪いを放つ時も、犯人には一切の躊躇いは見られなかった
以下略 AAS



104: ◆EU9aNh.N46
2019/04/05(金) 05:05:10.67 ID:xnInN/pyO
花丸祖父「現状は市内全域と海上に検問を張っておる。黒澤家や小原グループの全面協力もあって助かっておる」

梨子「それだけの一大事ってことなんですね?」

花丸祖父「うむ」
以下略 AAS



105: ◆EU9aNh.N46
2019/04/05(金) 05:06:41.81 ID:xnInN/pyO
病院を発った私達4人は、近くの喫茶店──ちょうど夢に見た例の場所──へ来ていた

花丸ちゃんが記憶喪失、ルビィちゃんとは未だに連絡が取れない以上、今日の作業は全て中止となってしまった

それ以前に、仲間が何者かに攻撃されたショックが大き過ぎて、とても「何かやろう!」という気力など出るはずがないんだけど
以下略 AAS



106: ◆EU9aNh.N46
2019/04/05(金) 05:07:48.81 ID:xnInN/pyO
千歌「うんうん。もし『忘却の書』だけが目当てだとしても、花丸ちゃんからaqoursの一員として頑張ってきた1年を消すなんて絶対しないよ!」

曜「うん、千歌ちゃんの言うとおりだよね」

梨子「神様、お願い。花丸ちゃんを元に戻して……犯人が無事捕まり──」
以下略 AAS



107: ◆EU9aNh.N46
2019/04/05(金) 05:08:38.02 ID:xnInN/pyO
梨子「それらが全部なかったことにされるって『今の私』が消えてなくなっちゃう、ってことだから」

千歌「大丈夫だよ」

さっきとは逆に、千歌ちゃんが梨子ちゃんの震える両手をぎゅっと握る
以下略 AAS



245Res/218.13 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice