198: ◆EU9aNh.N46
2019/04/05(金) 06:24:45.56 ID:xnInN/pyO
月「改めてルビィちゃん、脅したりしてごめん」
ルビィ「そういう事情があったのなら……許します」
深々と頭を下げた月ちゃんへ、ルビィちゃんが右手を差し出した
199: ◆EU9aNh.N46
2019/04/05(金) 06:25:30.34 ID:xnInN/pyO
曜「──いや、『僕ら』って、どういうこと?」
月「僕を含め学校にいた生徒会役員は、ってこと。でもみのりちゃんと取り巻きの娘達は、本気だったみたいだね」
200: ◆EU9aNh.N46
2019/04/05(金) 06:26:12.91 ID:xnInN/pyO
月「それはともかく、いい機会だから曜ちゃんが本心から『千歌ちゃんと梨子ちゃんが付き合うのを認めた』か、確かめたりもしたんだけどねっ♪」
ちかりこ「「はい?」」
曜「うわぁ……我が従姉妹ながら趣味悪っ!」
201: ◆EU9aNh.N46
2019/04/05(金) 06:27:09.88 ID:xnInN/pyO
千歌「それで、スタンダ家のエージェントは捕まえられたの?」
鞠莉ママ「オフコース☆」
鞠莉ちゃんのお母さんがスマホを取り出しある写真を見せる
202: ◆EU9aNh.N46
2019/04/05(金) 06:27:54.17 ID:xnInN/pyO
曜「それで、ルビィちゃんや月ちゃんら事件に関わった娘達はどうなるんですか?」
鞠莉ママ「脅されていたことや、その後の協力も踏まえ、『1人を除いて』全員不問となるはずデース。今、黒澤ファザーがポリスメンと交渉していマース」
ルビィ「ううっ、良かったぁー。お父さんが話してくれるなら大丈夫だよ」
203: ◆EU9aNh.N46
2019/04/05(金) 06:28:43.88 ID:xnInN/pyO
月「そんな……みのりちゃんがスタンダ家の一員だなんて。嘘ですよね? 悪い冗談ですよね?」
鞠莉ママ「うーん、正確には彼女のグランドマザーが戦後ジャパンへ亡命したスタンダファミリーの幹部で、こっそり家族へ二重国籍を取得させていたみたいです」
千歌「最初からわかっていたんですか? 鞠莉ちゃんのお母さんは」
204: ◆EU9aNh.N46
2019/04/05(金) 06:29:26.50 ID:xnInN/pyO
曜「うん、そうだね。お父さんはどうしたんですか?」
鞠莉ママ「気が弱くて力になれなかったみたいです。それに今は単身赴任中だとか」
205: ◆EU9aNh.N46
2019/04/05(金) 06:30:03.61 ID:xnInN/pyO
鞠莉ママ「『忘却の書』を用いてイタリアンマフィアの権威を取り戻す。みのり嬢のグランドマザーはそのプランのために孫娘を利用したのです」
ブー、ブーと誰かのスマホから着信音が鳴った
鞠莉ママ「オゥ、ソーリー」
206: ◆EU9aNh.N46
2019/04/05(金) 06:30:45.87 ID:xnInN/pyO
【曜side】
「忘却の書事件」から2週間が過ぎたある日の放課後
私はとある要件があって図書室へと向かった
207: ◆EU9aNh.N46
2019/04/05(金) 06:31:21.24 ID:xnInN/pyO
善子「ずら丸とこれからについて色々話してたのよ」
曜「そっか。ルビィちゃんは東京のイベントへの参加申請の手続きがあって生徒会室」
昨年忌まわしき0票を取ったあのイベントである
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