曜「たとえみんなが望むとしても」
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198: ◆EU9aNh.N46
2019/04/05(金) 06:24:45.56 ID:xnInN/pyO
月「改めてルビィちゃん、脅したりしてごめん」

ルビィ「そういう事情があったのなら……許します」

深々と頭を下げた月ちゃんへ、ルビィちゃんが右手を差し出した

彼女はそれに応え、右手で握手を交わしたのであった

月「だけど誰にも相談しない訳にもいかなくて……鞠莉さんのお母さんへ連中の目を盗んで手紙を渡したんだ」

梨子「その手紙には何と?」

月「奴らに乗せられたフリをするから、気付いていないかのように振る舞っててください。『テスト』の様子見や『取り引き』の場へ奴らのエージェントが出向くはずなので、そこを狙ってください……ってね」

なるほど、2人は私達が気付かないうちに密約を交わしていたのか

鞠莉ママ「まったく、大した役者デース。この会長さんは」

曜「ってことはつまり、千歌ちゃんと梨子ちゃんからお互いの記憶を消すつもりは──」

月「なかったよ。少なくとも『僕ら』としては」

曜「なーんだ──」

だとしたらあの戦いで放たれた忘却の呪いも、恐らくは「一昨日の晩ごはん」とか消えても特に問題のない記憶だけを消すつもりだった可能性も否めない

そう考えると「何だったんだろうね? あの茶番劇は」と思いたくもなる

ただ月ちゃんの発言には1つ引っ掛かることがあった


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