男「この俺に全ての幼女刀を保護しろと」
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539:名無しNIPPER[saga]
2020/02/24(月) 01:09:09.14 ID:7Hi8D/RJ0
紺之介「うおおおお!!!!」

だが紺之介危うしもまた事実。
狂人同士みたび衝突するも紺之介とうとう刀をも叩き落とされ腕そのものを源氏にがっしりと掴まれてしまう。

以下略 AAS



540:名無しNIPPER[saga]
2020/02/24(月) 01:10:06.92 ID:7Hi8D/RJ0
源氏「なッ!? 待てゴラッ!」

瞬間紺之介の身体は釣られた魚のように不自然に前を向いたまま愛栗子と乱怒攻流の方へと引かれていく。

紺之介「できれば頼りたくはなかったが……まあ助かった」
以下略 AAS



541:名無しNIPPER[saga]
2020/02/24(月) 01:11:51.11 ID:7Hi8D/RJ0
刀を落とし腕を取られた絶体絶命の境地からの脱出は逆に確実に捕らえと見た源氏に大きな衝撃を与え、紺之介のあまりの食えなさに彼は軽く悪態をついた。

源氏「……チッ、結局そっちもかよ」

そうして次こそはとじりじり距離を詰める。
以下略 AAS



542:名無しNIPPER[saga]
2020/02/24(月) 01:13:22.17 ID:7Hi8D/RJ0
差し出された太刀を手に取る紺之介に乱怒攻流はさらに己の有能さを見出すかのように縦笛を左右に振って見せる。

乱怒攻流「なんならもうばれちゃってるしここから援護してあげてもいいけど?」

紺之介にそう言いつつも彼女の目は愛栗子の方へと泳いでいる。
以下略 AAS



543:名無しNIPPER[saga]
2020/02/24(月) 01:15:56.44 ID:7Hi8D/RJ0
愛栗子「ぬしの笛は紺の最期の命綱じゃ。そのためだけ≠ノ使うことに集中せい。わらわのために紺を守り、紺のためにわらわが動かねばならぬ状況を作るな。よいな」

彼女の命令口調に少しむっとした乱怒攻流であったがすぐにいつもの強気な表情を取り戻すと得意気に笛を構えた。

乱怒攻流「っ……まあいいわ。やってやろうじゃない」
以下略 AAS



544:名無しNIPPER[saga]
2020/02/24(月) 01:17:48.40 ID:7Hi8D/RJ0
源氏を目前に紺之介駆けて呟く。

紺之介「そろそろ限界だ。次で終わらせたいところだな」

源氏「さァ! 幕引きといこうぜッ!」
以下略 AAS



545:名無しNIPPER[saga]
2020/02/24(月) 01:22:07.41 ID:7Hi8D/RJ0
紺之介(やはり隙を突こうにも二段攻撃が同時に防御の役割も果たしている。攻撃は最大の防御とはまさにこのことだな。ならば今必要なのは力よりも手数。こちらも二段攻撃にするか? やはり乱に協力を仰いで……いや)

死闘の最中、彼は先ほどの愛栗子の言葉を思い出した。


以下略 AAS



546:名無しNIPPER[saga]
2020/02/24(月) 01:23:34.81 ID:7Hi8D/RJ0
彼は覚悟を決めると素早く源氏の後ろに回り込んだ。
だが度重なる激闘の中で更に研ぎ澄まされた源氏の戦闘感の前ではその程度は不意を突くに至らず。源氏も直ぐに向きを変えて応戦にかかる。

しかし

以下略 AAS



547:名無しNIPPER[saga]
2020/02/24(月) 01:24:59.00 ID:7Hi8D/RJ0
源氏(クソッ!)

紺之介にとっては千載一遇の好機。決着にも直結する一太刀を加えられそうな瞬間であったが彼はあえてそうはせず後方の愛刀を素早く拾い上げた。

源氏(何だと……?)
以下略 AAS



548:名無しNIPPER[saga]
2020/02/24(月) 01:25:50.39 ID:7Hi8D/RJ0
源氏「ハッ! 抜かったな紺之介ェ! だが最期まで愛刀に拘る姿勢は嫌いじゃねェぜ!」

紺之介「その通りだ! 例え慣れぬ二刀だろうとこいつさえあれば!」

紺之介による高速の乱撃が始まる。
以下略 AAS



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