95:名無しNIPPER[saga]
2019/03/20(水) 09:04:32.30 ID:ACwa9jOx0
「いえ、それは違います」
しかし、その事実を知らないからなのか、智絵里はそう言ってしまう。
96:名無しNIPPER[saga]
2019/03/20(水) 09:05:04.38 ID:ACwa9jOx0
(気持ちって……何かしら?)
何かしらを取り出そうとしているのだから、それは物である事は間違いない。
97:名無しNIPPER[saga]
2019/03/20(水) 09:06:12.88 ID:ACwa9jOx0
そうして考えている内に、その答えに該当する物が、ちひろの脳裏に浮かび上がった。
じっくりと観察すれば、脳裏に浮かんだ答えと、その実物はぴったりと合致する。
98:名無しNIPPER[sage]
2019/03/20(水) 10:04:32.55 ID:gIs23y7DO
包丁?アイスピック?ポン刀?バヨネット?
99:名無しNIPPER[saga]
2019/03/20(水) 12:09:05.66 ID:ACwa9jOx0
「えっ……?」
100:名無しNIPPER[saga]
2019/03/20(水) 12:09:50.50 ID:ACwa9jOx0
神経が麻痺しているのか、ちひろには刺された痛みを感じてはいなかった。
その置かれた状況を、黙って眺めているしか、ちひろには出来なかった。
101:名無しNIPPER[saga]
2019/03/20(水) 12:10:21.38 ID:ACwa9jOx0
だが、それを智絵里が許してくれそうには無かった。
「けど、ちひろさん……」
102:名無しNIPPER[saga]
2019/03/20(水) 12:10:47.62 ID:ACwa9jOx0
「私のお守りの中身……勝手に見ましたよね?
「酷いですよね。人のプレゼントの中身を勝手に見て……
103:名無しNIPPER[saga]
2019/03/20(水) 12:11:35.60 ID:ACwa9jOx0
勢い良く溢れ出る智絵里からの詰問に、ちひろは何一つ答える事が出来ない。
何かを言えば、余計に火に油を注ぐ事となり、智絵里をより激昂させるかもしれなかった。
104:名無しNIPPER[saga]
2019/03/20(水) 12:12:14.86 ID:ACwa9jOx0
智絵里は凶器を突き刺したのでは無く、ちひろの腹部に突き立てていただけなのであった。
だからこそ、ちひろは痛みを感じず、出血もしていなかったのである。
105:名無しNIPPER[sage]
2019/03/20(水) 12:16:03.58 ID:gIs23y7DO
カッターナイフか
プラスチックでもスパスパな一番よく切れる(お高いけど)のならともかく、智絵里が購入しても不審がられないのでは、服の上からではねぇ……
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