100:名無しNIPPER[saga]
2019/03/20(水) 12:09:50.50 ID:ACwa9jOx0
神経が麻痺しているのか、ちひろには刺された痛みを感じてはいなかった。
その置かれた状況を、黙って眺めているしか、ちひろには出来なかった。
「ちひろさんがプロデューサーさんに色々と言ってくれたから、私……褒められたんですよ?
「素敵、って……嬉しい、って……素晴らしい、って……えへへ♪
「それに、好きだって……言って、くれました
「とても、嬉しかったなぁ……だから、ありがとうございます」
喜色に満ちた表情で、感謝の言葉を、凶行に及びながら智絵里は口にする。
しかし、ちひろとしては一刻も早く、腹部に刺さった凶器を引き抜いて欲しい思いであった。
痛みは無く、鮮血も見えないが、刺されたという事だけで、ショックで気絶してしまいそうだった。
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