緒方智絵里「私だけの、幸せのカタチ」
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97:名無しNIPPER[saga]
2019/03/20(水) 09:06:12.88 ID:ACwa9jOx0
そうして考えている内に、その答えに該当する物が、ちひろの脳裏に浮かび上がった。


じっくりと観察すれば、脳裏に浮かんだ答えと、その実物はぴったりと合致する。


けれども、それを取り出した理由が分からない。


何故、感謝の気持ちと言って、それを取り出したのかが理解出来ない。


分からない事だらけの状況を前にして、ちひろは智絵里に問い掛けようとした。





その瞬間、その刹那。智絵里が動いた。


棒状の形をした何かを、両手でぎゅっと握り締め、前方にその先端部を向ける。





そしてそれを、





目の前で佇む、





ちひろの腹部に目掛けて、





思いっきり突き刺した。








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