62:名無しNIPPER[saga]
2019/03/13(水) 09:30:59.59 ID:KNlGu87n0
「言葉、通り…?」
ちひろにはとても、そうとは思えなかった。
63:名無しNIPPER[saga]
2019/03/13(水) 09:31:29.94 ID:KNlGu87n0
「あの、お言葉ですが……私にはそれが、控えめとは思えないんですが……」
「そうですか? 毛髪ぐらいならけっこう控えめ……あぁ、そうか」
64:名無しNIPPER[saga]
2019/03/13(水) 09:32:06.03 ID:KNlGu87n0
「前に……? 過激って、えっ……?」
ちひろはPからの言葉を理解出来ず、同じく口にして反復するだけである。
65:名無しNIPPER[saga]
2019/03/13(水) 09:33:06.83 ID:KNlGu87n0
「いやぁ、あの時は焦りました。仕事が控えているというのに、指周りをボロボロにしてきてですね」
そう言われてか、ちひろはある時期に智絵里が指を怪我していた事を思い出した。
66:名無しNIPPER[saga]
2019/03/13(水) 09:33:45.93 ID:KNlGu87n0
自分が先程までに触れていた布。綺麗でもない、不気味に映える暗色の赤い布。
その赤色が智絵里の血液を使った色だと知り、ちひろは背筋の凍る想いであった。
67:名無しNIPPER[saga]
2019/03/13(水) 09:36:11.91 ID:KNlGu87n0
とりあえず、ここまで
続きができましたら、また投下していきます
68:名無しNIPPER[sage]
2019/03/13(水) 12:53:44.95 ID:c+gtpj6DO
やめろぉ
もう、やめるんだぁ……
69:名無しNIPPER[saga]
2019/03/14(木) 10:32:07.13 ID:uUQDoSUJ0
「あ、あの……Pさん……?」
「ん? 何ですか?」
70:名無しNIPPER[saga]
2019/03/14(木) 10:33:06.79 ID:uUQDoSUJ0
Pは考える素振りを見せた後、にっこりと微笑んでから、
「ただのアイドルとその担当プロデューサー。それだけの関係ですよ」
71:名無しNIPPER[saga]
2019/03/14(木) 10:33:56.30 ID:uUQDoSUJ0
「けど、本当ですよ。俺達、付き合ってる訳でも無いですから」
(本当かしら……)
72:名無しNIPPER[saga]
2019/03/14(木) 10:34:33.54 ID:uUQDoSUJ0
あんな猟奇的なお守りを渡そうとする時点で既に黒であるの明白だった。
それでもPはそう言って憚らないのだ。
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