緒方智絵里「私だけの、幸せのカタチ」
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66:名無しNIPPER[saga]
2019/03/13(水) 09:33:45.93 ID:KNlGu87n0
自分が先程までに触れていた布。綺麗でもない、不気味に映える暗色の赤い布。


その赤色が智絵里の血液を使った色だと知り、ちひろは背筋の凍る想いであった。


「布に自分の血液を垂らして、色染めしてるんです。だからこんな風に、色合いがおかしくなって……」


聞きたくも無い事を次々に流してくるPに対し、ちひろは辟易とする。


しかもそれを、嬉々として語ってくる姿を見て、激しく引きすらもしていた。


普段は人柄の良いみんなに慕われる好青年だと思っていた。実際に触れていた事で、そう実感していた。


しかし、そのイメージはこの数分を以って粉微塵に粉砕された。


(ち、智絵里ちゃんも相当だったけど……この人もかなりヤバイ……)


ちひろにはもう、目の前に立つ男は好青年では無く、ただのサイコパスにしか見えなかった。





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