8: ◆CItYBDS.l2[saga]
2019/02/22(金) 20:54:31.60 ID:Q3Zc+mWd0
―――――
ある日突然目が覚めたら、そこは異世界だった。
果たして、インターネット上でどれだけの数の物語がその語り口で始まったことやら。うん断言しよう、間違いなく果てしない数であろうさ。
9: ◆CItYBDS.l2[saga]
2019/02/22(金) 20:54:59.02 ID:Q3Zc+mWd0
――――――
はてさて、それでは時間を現在に戻してみよう。
10:名無しNIPPER[sage]
2019/02/23(土) 09:20:33.55 ID:kd2PQZozO
乙です
世界観は嫌いじゃない
もっと見たいな
11: ◆CItYBDS.l2[saga]
2019/02/28(木) 23:02:29.13 ID:8STyCwVV0
「捜査は足で稼ぐものさ」
僕の心の師匠である祖父の言葉だ。ちなみに祖父は探偵ではなかったし、捜査活動を行う官憲の類でもなかった。
12:今日はここまでです ◆CItYBDS.l2[saga]
2019/02/28(木) 23:02:55.30 ID:8STyCwVV0
非常にわかりやすい現場だった。男が一人、血を流して倒れていたのだ。
倒れた男をざっと見るに、ワイシャツが血に濡れていて首から上に何も無いことぐらいしか特に変わったことは無い。
いやまあ、かつての世界なら「首から上には何も無い」なんてのは探偵の格好の餌食となる事件ではあるのだが。
13:名無しNIPPER[sage]
2019/03/01(金) 07:50:05.97 ID:OeXjXDm6O
乙です
そのうち映画泥棒が出てきそう
14: ◆CItYBDS.l2[saga]
2019/03/04(月) 23:27:04.56 ID:BQ4P3nWK0
さて、この事件もどうやら終盤に差し迫りつつあった。
犯人は、獣の匂いを纏った何かであろうと僕は推測する。結婚指輪氏の体に残された匂いこそが唯一の手掛かりというわけだ。
15: ◆CItYBDS.l2[saga]
2019/03/04(月) 23:27:31.59 ID:BQ4P3nWK0
さて、そろそろ本題に戻ろう。
僕は拳をにぎり空を見上げ呟いた。
16: ◆CItYBDS.l2[saga]
2019/03/04(月) 23:27:59.19 ID:BQ4P3nWK0
「見つけてから考えよう」
17: ◆CItYBDS.l2[saga]
2019/03/04(月) 23:28:26.92 ID:BQ4P3nWK0
「おい。あんた助けてくれ」
18: ◆CItYBDS.l2[saga]
2019/03/04(月) 23:28:56.84 ID:BQ4P3nWK0
僕は、結婚指輪氏を質屋に持ち入り金を受け取る。なかなかにイイ額だった。
ポケットに金を突っ込もうとして、僕は気が付いた。
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