289:名無しNIPPER[saga]
2019/01/24(木) 00:27:28.62 ID:kY2YNde0O
戦士「あんたも師って呼んでるな」
勇者「俺も一時期教育を受けていたんだ。師のことはとても尊敬している」
290:名無しNIPPER[saga]
2019/01/24(木) 00:28:06.70 ID:kY2YNde0O
戦士「俺には分かんねーな。お前は?」
魔法使い「ん〜? どっかで見たけど、どこだっけな? ちょっと貸して?」
291:名無しNIPPER[saga]
2019/01/24(木) 00:29:03.99 ID:kY2YNde0O
勇者「最初からそのつもりだ。俺にも助けなければならない友がいる。攫われた子供達もな」
戦士「なら、戦の混乱に乗じて忍び込もう。その方が楽だ。だが、子供達を救い出すのはかなり厳しい。三人助けるのとはわけが違う」
292:名無しNIPPER[saga]
2019/01/24(木) 00:31:02.29 ID:kY2YNde0O
魔法使い「お金は必要ないと思う」
勇者「どういうことだ?」
293:名無しNIPPER[saga]
2019/01/24(木) 00:32:03.95 ID:kY2YNde0O
勇者「俺で良いのか? いや、俺は構わないんだが、傭兵達が素直に従うとは思えないな」
魔法使い「そこはあれだよ。俺様が玉座を奪った暁には褒美を与えるとか言えば良いよ」
294:名無しNIPPER[saga]
2019/01/24(木) 00:33:08.97 ID:kY2YNde0O
▼魔法使いは注文した。
勇者「戦士は頼りになる男だな」
295:名無しNIPPER[saga]
2019/01/24(木) 00:34:26.56 ID:kY2YNde0O
▼料理が届いた。
魔法使い「いただきます。その友達は男の子? 女の子?」
296:名無しNIPPER[saga]
2019/01/24(木) 00:35:05.08 ID:kY2YNde0O
勇者「……ああ、そうだな」
魔法使い「どしたの?」
297:名無しNIPPER[saga]
2019/01/24(木) 00:37:57.01 ID:kY2YNde0O
魔法使い「……お父さんと戦うのは怖い?」
勇者「ああ、怖い。躊躇いなく民を犠牲に出来るあの人が怖ろしい。でも、だからこそ、俺はあの男を許せない」
298:名無しNIPPER[saga]
2019/01/24(木) 00:40:39.54 ID:kY2YNde0O
>>>>酒場前
魔法使いと勇者が到着した時、酒場の前には二十名近くの傭兵達が集まっていた。
299:名無しNIPPER[saga]
2019/01/24(木) 00:42:36.50 ID:kY2YNde0O
戦士「行商人に話を聞いたが軍の姿は見ていないらしい。今から行けば先回り出来るかもしれない」
戦士「そこで、監視所に向かう。あそこになら全員隠れられるし望遠鏡で周囲を観察することも出来る。待つには良い場所だ」
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