勇者「彼は正しく英雄だった」
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296:名無しNIPPER[saga]
2019/01/24(木) 00:35:05.08 ID:kY2YNde0O

勇者「……ああ、そうだな」

魔法使い「どしたの?」

勇者「快く引き受けてくれたばかりか、こうして一緒に食事をするとは思わなかった。礼を言うよ」

魔法使い「それは私達もだよ。受付さんが消えて、何の手掛かりもなかったところにアンタが来た。本当に助かった」

勇者「師のお陰だな、これがなければ二人に辿り着くことはなかっただろう」

魔法使い「そうだね…………あのさ、王子様」

勇者「何だ?」

魔法使い「話聞いて思ったんだけど、王様って年老いて狂ったのかな?」

勇者「いいや、元から狂っていたんだと思う。あの人は猜疑心と恐怖心の塊だ。きっと正常ではいられなかったんだろう」



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