ターニャ・フォン・デグレチャフ「座薬型、演算宝珠……?」
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名無しNIPPER
[sage saga]
2018/12/09(日) 01:45:27.12 ID:qy0gTOWh0
「ご苦労だったな、デグレチャフ少佐」
にこやかな笑みを浮かべて部屋に戻って来たシューゲル主任技師に詰め寄り、デグレチャフ少佐は猛烈に抗議した。
「ドクトル・臭下痢!!」
以下略
AAS
40
:
名無しNIPPER
[sage sapa]
2018/12/09(日) 01:49:09.47 ID:qy0gTOWh0
「少尉、実験は終わりだ」
「えっ? でも、まだ……」
「壊れる寸前までやる必要はない」
「小官は、まだやれます!」
「聞きわけろ、少尉。私は貴官が大切なんだ」
以下略
AAS
41
:
名無しNIPPER
[sage saga]
2018/12/09(日) 01:52:39.45 ID:qy0gTOWh0
「ドクトル、真面目に考えてくださいよ」
「私はいつだって大真面目だ。真剣だとも」
「この状況で、よくそんな冗談が言えますね」
「だから、冗談ではない。試してみたまえ」
以下略
AAS
42
:
名無しNIPPER
[sage saga]
2018/12/09(日) 01:55:08.56 ID:qy0gTOWh0
「では、少尉。歯を食いしばれ!」
「はっ!」
この一撃で決める。フルスイングを見舞った。
以下略
AAS
43
:
名無しNIPPER
[sage saga]
2018/12/09(日) 01:57:35.56 ID:qy0gTOWh0
時は僅かに遡る。
(な、何が起こったのだ? 私は、どうして?)
セレブリャコーフ少尉の尻から演算宝珠が取り出せなくなり、デグレチャフ少佐が騒いでいた頃、レルゲン中佐は意識を取り戻していた。
以下略
AAS
44
:
名無しNIPPER
[sage saga]
2018/12/09(日) 02:01:17.81 ID:qy0gTOWh0
「さて、デグレチャフ少佐」
「ドクトル、言わなくともわかっています」
「結構。ヴァイス中尉を連れてきたまえ」
セレブリャコーフ少尉のお尻に詰まった演算宝珠を無事排出し終え、今度こそ実験は終了するかに思われたが、まだまだ続くらしい。
以下略
AAS
45
:
名無しNIPPER
[sage saga]
2018/12/09(日) 02:04:15.67 ID:qy0gTOWh0
(危ない、危ない。とりあえず、誤魔化そう)
ひとまず凶器は回収出来た。
これで証拠はない。キャリアは守られた。
保険を兼ねて、レルゲン中佐を介抱する。
以下略
AAS
46
:
名無しNIPPER
[sage saga]
2018/12/09(日) 02:06:35.98 ID:qy0gTOWh0
(くそっ! 完全に閉じ込められた!!)
ヴァイス中尉は焦っていた。
通された部屋には窓がなく、扉も鋼鉄製。
実験を邪魔されないように、シューゲル主任技師の命令で鍵をかけられ、軟禁されていた。
以下略
AAS
47
:
名無しNIPPER
[sage saga]
2018/12/09(日) 02:09:41.60 ID:qy0gTOWh0
「よく来たな、ヴァイス中尉」
「はっ! 大隊長殿、ご無事でなによりです!」
出頭した副長は戦意に漲っていた。
これならば、任に耐えうるだろう。
以下略
AAS
48
:
名無しNIPPER
[sage saga]
2018/12/09(日) 02:13:03.53 ID:qy0gTOWh0
「見たまえ、少尉。意外と綺麗なものだ」
「本当ですね。恐らく、新品だと思われます」
「ふむ、ヴァイス中尉は身持ちが固いのだな」
なんだかすごく楽しそうな女性士官達。
以下略
AAS
49
:
名無しNIPPER
[sage saga]
2018/12/09(日) 02:15:47.11 ID:qy0gTOWh0
「ぐっ!」
「ほう? 鳴き声をあげないとは感心だな」
「流石は中尉殿」
「しかし、いつまで耐えられるかな?」
以下略
AAS
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