ターニャ・フォン・デグレチャフ「座薬型、演算宝珠……?」
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47:名無しNIPPER[sage saga]
2018/12/09(日) 02:09:41.60 ID:qy0gTOWh0
「よく来たな、ヴァイス中尉」
「はっ! 大隊長殿、ご無事でなによりです!」

出頭した副長は戦意に漲っていた。
これならば、任に耐えうるだろう。
デグレチャフ少佐は、そう判断した。

「かなり酷い目に遭わされたがね。奇跡的に五体満足で済んだ。それで、貴官に頼みがある」
「はっ! 何なりと、ご命令ください!」
「では、尻を出せ」
「は?」

いきなり本題を告げられ、唖然とする副長。

「ヴァイス中尉」
「セレブリャコーフ少尉、貴官も無事でなによりだ。というか、妙にツヤツヤしてないか?」
「そうですか? いえ、それよりも、僭越ながら私が今回の任務についてご説明致します」
「ああ、頼む」
「実は、かくかくしかじかで……」

言葉足らずの少佐に代わって、人当たりの良いセレブリャコーフ少尉が説明してくれた。

「え、演算宝珠を、尻に……?」
「はい、意外と平気でした」

(言ってる意味がわからない! 尻滅裂だ!!)

困惑するヴァイス中尉に、少佐は確認した。

「中尉、実験の仕組みは理解したかね?」
「はっ……一応、仕組みは理解しました」
「それで、貴官はこの任務を遂行出来るか?」
「……ご命令とあらば」
「結構。では、さっさと尻を出したまえ」
「はっ」

自分は軍人。命令通り、中尉は尻を出した。


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