彼女は窓フェチの変態だった
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31: ◆O3m5I24fJo[saga]
2018/11/13(火) 21:06:17.66 ID:c+BVrGz60

「俺は一体何をしなきゃいけないんだ?」
「それは、君自身が知っているよ。この状況は、君が望んだものなのだから」

 しかし、俺はそのことを覚えていない。
以下略 AAS



32: ◆O3m5I24fJo[saga]
2018/11/13(火) 21:06:44.90 ID:c+BVrGz60

「なんだよ」
「お見舞い行くぞ」
「お見舞いって、誰のだよ」

以下略 AAS



33: ◆O3m5I24fJo[saga]
2018/11/13(火) 21:07:18.81 ID:c+BVrGz60

 玄関に出る。そこには、女物の靴も置いてあった。

「大丈夫か? 財布はちゃんと鞄に入れたか?」
「大丈夫……じゃないかもしれないけど、財布は忘れてない」
以下略 AAS



34: ◆O3m5I24fJo[saga]
2018/11/13(火) 21:07:46.66 ID:c+BVrGz60

 あれがただの夢ではないと、確信があった。
 しかし、深く考えようにも、今俺がいるのは現実世界だ。
 夢の印象が薄れて、細かいところまでは思い出せない。

以下略 AAS



35: ◆O3m5I24fJo[saga]
2018/11/13(火) 21:08:14.12 ID:c+BVrGz60

 病院のにおいは全国共通だと思うのだが、海外の病院はどうなんだろう。
 聞いたところによると、消毒液のにおいが充満しているのは日本の病院独特のものらしいが、それが事実かどうか確認する機会が訪れる予定は俺にはない。

 俺は誰かと海外旅行に行く約束をしていたような気がする。
以下略 AAS



36: ◆O3m5I24fJo[saga]
2018/11/13(火) 21:08:40.70 ID:c+BVrGz60

 白い病棟。四角い窓。延々と続いていそうな廊下。

「ほら、ここだ」

以下略 AAS



37: ◆O3m5I24fJo[saga]
2018/11/13(火) 21:09:11.04 ID:c+BVrGz60



38: ◆O3m5I24fJo[saga]
2018/11/14(水) 19:13:07.39 ID:oG3MxUaR0
 【3】


「大丈夫かい?」

以下略 AAS



39: ◆O3m5I24fJo[saga]
2018/11/14(水) 19:14:07.52 ID:oG3MxUaR0

「君は『彼女』を認識することができないからね。彼女の心の欠片を拾い上げたことで少しずつ認識することができるようになっているけれど、まだ現実の彼女と対面できる段階じゃないんだ」
「まだよくわからないが、あの光の玉を集めれば、全て理解できるようになるんだな」
「そう。君の記憶も蘇る」

以下略 AAS



40: ◆O3m5I24fJo[saga]
2018/11/14(水) 19:14:53.75 ID:oG3MxUaR0

「君は、排除されないのか?」
「ふふ。僕はステルススキル持ちだから」

 俺は素朴な木の窓に手をかけた。古い民家についていそうな窓だ。
以下略 AAS



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