彼女は窓フェチの変態だった
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39: ◆O3m5I24fJo[saga]
2018/11/14(水) 19:14:07.52 ID:oG3MxUaR0

「君は『彼女』を認識することができないからね。彼女の心の欠片を拾い上げたことで少しずつ認識することができるようになっているけれど、まだ現実の彼女と対面できる段階じゃないんだ」
「まだよくわからないが、あの光の玉を集めれば、全て理解できるようになるんだな」
「そう。君の記憶も蘇る」

 窓を選ぼうとする俺に、クォ・ヴァディスは声をかけた。

「さっき言いそびれたことなのだけどね。ここは君の恋人の心象世界であり、君は異物だ。心象世界にあるモノが、悪夢となって君を排除しようとする。免疫機能のようなものだね」

 この前黄色い石が襲い掛かってきたのは、それだったのか。

「排除されたら、どうなるんだ」
「ゲームオーバー。もうこの世界へは来られなくなる。ちなみに僕は助けてあげられないよ。ルール説明や助言程度ならできるけどね」



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