108: ◆pkD6GEA.uY[saga]
2018/08/29(水) 23:09:58.33 ID:YDitP8hM0
丹生谷「......」
勇太「......」
丹生谷「ねえ、言っておくけど辞めるって話、あれ嘘だから」
勇太「ほんとか!?」
丹生谷「うん。心配かけてごめんね。くみんもみんな大好き。富樫君に焼いてただけ......///」
109: ◆pkD6GEA.uY[saga]
2018/08/29(水) 23:12:57.09 ID:YDitP8hM0
勇太「......」
丹生谷「......」
110: ◆pkD6GEA.uY[saga]
2018/08/29(水) 23:14:28.47 ID:YDitP8hM0
丹生谷「......」
勇太「......」
丹生谷「......」
勇太「......」
丹生谷「......」
111: ◆pkD6GEA.uY[saga]
2018/08/29(水) 23:16:33.30 ID:YDitP8hM0
オレンジ色の小さくなった夕日の光が、丹生谷の髪の色とほぼ同じになっている。
俺も丹生谷も互いに手が動いて、
最初はプルプル震える手だったのに、丹生谷の体をそっと優しく、これ以上にないほど優しく、
今日のデートをオーバーするぐらいの優しさで、抱きしめる。優しく。強く。瞳を閉じながら彼女を感じる。
丹生谷も手を強く、今日のように優しく、温かく抱きしめる。
112: ◆pkD6GEA.uY[saga]
2018/08/29(水) 23:18:04.56 ID:YDitP8hM0
丹生谷「......」
勇太「......」
丹生谷「......」
勇太「......」
丹生谷「......」
113: ◆pkD6GEA.uY[saga]
2018/08/29(水) 23:22:37.31 ID:YDitP8hM0
丹生谷「......もう。大丈夫......」
勇太「ちょっと。顔拭く」
丹生谷「うん」
114: ◆pkD6GEA.uY[saga]
2018/08/29(水) 23:25:52.11 ID:YDitP8hM0
......。
かなり遠くにいる丹生谷が足を止め俺の方にじっと見続けている。
だからさよならを言った。
だけど、なにか。じっと俺を見続けているようで。
115: ◆pkD6GEA.uY[saga]
2018/08/29(水) 23:28:13.52 ID:YDitP8hM0
力が起きない。
なにもやる気がない。
歩く気もない。
ただ公園のベンチの上に座って、地面の模様を見続ける。
116: ◆pkD6GEA.uY[saga]
2018/08/29(水) 23:31:53.75 ID:YDitP8hM0
もし、
117: ◆pkD6GEA.uY[saga]
2018/08/29(水) 23:34:19.97 ID:YDitP8hM0
第6話「 」
教室
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