108: ◆pkD6GEA.uY[saga]
2018/08/29(水) 23:09:58.33 ID:YDitP8hM0
丹生谷「......」
勇太「......」
丹生谷「ねえ、言っておくけど辞めるって話、あれ嘘だから」
勇太「ほんとか!?」
丹生谷「うん。心配かけてごめんね。くみんもみんな大好き。富樫君に焼いてただけ......///」
勇太「そこまでか/// 六花に悪い......。なんて謝ればいいか」
丹生谷「......忘れちゃえばいいのよ。今日のこと.......全部」
勇太「丹生谷!!?」
丹生谷「ううん。富樫君のこととっても楽しかった!
貴方は小鳥遊さんといちゃいちゃしてそのうち忘れるだろうけれど、いいの」
勇太「俺は忘れないぞ!!絶対!!」
丹生谷「あなたには小鳥遊さんがいるもの......。
私じゃ手に負えない。あの子みたいに純粋だったら......。ううん、なかったことにしましょ」
勇太「......。分かった。今日のこと忘れる。
でもな!絶対だぞ!誰が何と言おうと今日の出来事は!丹生谷のこと忘れないからな!!!!!」
丹生谷「はいっ。あげる」
勇太「これっ......。丹生谷の付けていたピンク色のヘアクリップ......」
丹生谷「人間だもの。すべて忘れちゃうわよ......。あんた、かっこつけすぎ......」
勇太「......。いいのか?登校日困らないか!!?」
丹生谷「大丈夫よ。まだ1個予備あるの。
ありがとね、銀色のヘアクリップ。
一生机の中で保管しとく!!!こんな大事なもの、捨てられない......!」
勇太「丹生谷......!」ギュッ
丹生谷「富樫君!!あのね......!あのね!!!気をつけなさいね!
デートで気遣いできるようにもっとフォローするの忘れないでね!
ヒール履く女性がいたらちゃんと小幅合わせてね!食事のマナー守ろうね!
困っている人がいたら頼んでないとか言わないで助けてあげようね!でも他人を裏切るまねはしないでね!
彼女困ることがあったら察して肩を撫でてあげてね!言葉の表面だけに囚われないでね!
辛いものは常に隠すものだから助けてあげてね!
......デートのお約束条項直していいデートしなさいよ!幸せになって!!!」
勇太「丹生谷だって!皆がいいって言うからって押されず反論してほしい!
嫌なときに猫かぶりされると余計辛いの分かってくれよな!
デート中にわがまま言わないように気をつけような!
ちゃんと謝れる人間になろうな!相手分かってくれるから!
俺は丹生谷よりデートの知識はないけど、でも丹生谷の心が傷つくの耐えられないからな!
遠く離れてもずっと守るからな!
ありがとう!丹生谷のおかげで俺、いいこととか、悪いこととかいっぱい、いっぱい教えてもらった!
絶対にいい男と丹生谷に呼ばれるぐらい男らしい男に成長するからな!!」
丹生谷「うん......。うん......。ありがとね......」
勇太「ありがとう......。ずっと覚えてる」
丹生谷「今日はありがとう......富樫君!」
勇太「今日の出来事、これまで生きた中で最高に楽しかったぞ!!」
丹生谷「......」
勇太「......」
丹生谷「......」
勇太「......」
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