丹生谷「勇太をなんとしてでも独占したい!2」
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113: ◆pkD6GEA.uY[saga]
2018/08/29(水) 23:22:37.31 ID:YDitP8hM0
丹生谷「......もう。大丈夫......」
勇太「ちょっと。顔拭く」
丹生谷「うん」


丹生谷「なんかさっぱりした!!!」
勇太「なにも後悔がないって感じで!なんか万能だな!!」
丹生谷「富樫君、銀色のヘアクリップありがとね」
勇太「大切にな!......俺達友達に戻るんだよな。できるかな......」
丹生谷「あ〜ら。何言っちゃってんの!今の涙で今日の出来事全て吹っ飛んだ!」
勇太「それはないだろー!」
丹生谷「なら、恋心はここでおしまい。全ておしまいね。小鳥遊さんが家に待っているんでしょ!早くいきなさい!」
勇太「......。うん。丹生谷を見ても何にも感じない」
丹生谷「本当に?......ねえ、富樫君。私と一緒にカフェに行かない♡」グイッ
勇太「......。本当だ。何にも感じてない」
丹生谷「えっ!?あんたも恋冷めやすいのね!よかった!」
勇太「今日のこと、必ず役立てるからな!!!」
丹生谷「今日は楽しかった。まるで夢みたい」
勇太「明日になったら普通の友達になるんだろ?信じられない!」
丹生谷「そうよね。まるで夢みたい......。いい夢だったわ」
勇太「そっか。よかった!卒業しても、遠く離れた場所でも友達でいような!」
丹生谷「富樫君こそ小鳥遊さんを泣かせないでよー!いつまでも元気でいてね!!!富樫君!!!」
勇太「8月30日、誕生日おめでとう!」
丹生谷「私あと1歳で大人になれる!」
勇太「じゃあな。俺、ちょっと用事でここに残る」
丹生谷「そうなの!?じゃ、先行ってるね!」
勇太「にぶたにーーーーーーーーーーーーーー!!!!!さよならーーーーー!!!!」
丹生谷「とがしくーーーーーーーーーーーーーーーーーーん!!!!!!」
勇太「にぶたにーー!!!じゃあなーーーーーーー!!!」
丹生谷「とがしくんーーーーーーーーーー!今日会えてよかったわよ!!!!」
勇太「にぶたにーーーーーーーーー!!!!!」


俺達は恋心を浄化して友達に戻ってさよならの挨拶をして、
少し丹生谷が下がったらと思ったらその名前を無性に叫びたくなって、また大きく挨拶する。
丹生谷が小さくなるまで手を振り続ける。
そして、丹生谷は顔も見れないぐらい小さくなって、指
に遠くの丹生谷の姿がすっぽり入るぐらい、小さくなった。
丹生谷を慰められた。俺はお詫びとして聖人君主でいられたかな。
終わった。今日の全てが。



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